長い、短いなんてえのは個人の感覚によって違いますからね〜!という言い訳とともに月は今日も綺麗だな。

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fromきゅん



月の満ち欠けの速度に驚いている昨今です。

どうも!きゅんです!

いや〜今週は〜

今週は!余裕がないので!勇気を持って!サボる!


うわあ〜パソコン開く気力が無いの〜携帯から書いてるの〜( ;∀;)

いや、でもね、長く続けていればそんな時もありますよ。それを繰り返していくのが人生というものであって(急にどうした)


宇宙が好き。

大井川鐵道が冬の間「星空列車」ってのを運行してくれてるんですよ。
夜に千頭駅から奥大井湖上駅まで電車出して、一時間ほっといてくれて、その間真っ暗闇で星空見たい放題〜みたいな。


なにそれ…めっちゃ良い…めっちゃすてき…銀河鉄道じゃん…私の初舞台は銀河鉄道の夜です…思い入れが深い…





善は…急げ…(べんきょうをしろ)

曇ってたけど!楽しかったです!(笑)
いや〜来年もっかい行こ〜満点の星空とか見てみたいよ〜( ;∀;)



うっ…ううう、そんなわけで今週はこれにて!ごめんなさい〜ウワアアアでもブログの長さって逆にこれくらいが普通じゃね〜!?毎週3000文字とか5000文字とか書いても誰も読まなくね〜!?だってそれ短編芝居くらいの長さじゃん〜!!

ええっと…いとうは元気です…(・∀・)ノ




べんきょう。

ようやく第1章終わったけど、ここから…ここからや…計算問題とか複雑なものが出てくるのは…!あと1月には第1章終わってると思ってた。しゃかりきコロンブス期間が誤算だった…やべえ…やべえな!あはは!がんばろ!(明るい)



そんなわけで今週もありがとうございました!
おやすみなさいませ&行ってらっしゃいませ〜!


 

遠いものを遠くに感じるほど奥行きが出るのが不思議で好きです。

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言わない、という事が、非常に贅沢な事のように感じる昨今です。
SNSにも書かず、特に誰にも伝えたり、言葉にしたり写真に撮ったりしないのだけど、
めちゃめちゃ嬉しかったこととか、はちゃめちゃに綺麗だったものとか、ドチャクソに楽しかったこととかを、自分の中だけに重ねていく、というのはすごくこう、なんか大事にしている感じがしていいし、誰かに伝えるために何か形を変えてしまう事もないから、どこも歪むことなくそのままの形でとっておける気がして、こう………良いです。(締まらない締め方。)


とはいえ稽古場日記のネタに困ってるからなんでもかんでも言っちゃうんですけどね!
っはー!!もう!もう書くことが!!無い!!!!!どうしよ!!!!!


パースについて




書けるか…?(不安かよ)

奥行き感のある舞台が好きです。
平面的な、のぺっとした印象にならないよう、舞台前と奥の配置物で太さや大きさを変えたりしています。

分かりやすいのは爆弾ハナタレの鳥居や鳴き砂スパイラルの吊り物、storiesの回転パネルなのだけど、ちょうど良い写真が無かったのでエディパの靴から。



奥に行くにつれて布の幅が狭くなってます。
これを全部同じ幅でやってたら超のぺっとしてたと思う。パース感重要。


ランダムな配置でものを並べる時も、奥行き感が出るように3~4種類くらいの大きさ違いを用意します。



戯ガーデンの金色パネルや、ヨコシマデイドリームもそう。
大きいものや太いものがある状態に、同じ種類で小さいものや細いものがあると、奥にあるように見える。
写真の小顔効果を狙う技術の応用です(違う)


ちなみにざっくりスケッチでパースを書く場合。
いや、私マジで絵描けないのでこんなこと偉そうに語る資格ないんですが、
まあ…ざっくり…ざっくりだから…。


①ばってんを書きます。



②舞台奥の四角を書きます。



③舞台前の四角を書きます。



④いらない線を消します。



⑤袖幕っぽいのを書きます。



⑥バトンっぽいのや一文字っぽいのを適当に書きます。(スケッチで寸法まで出せないからざっくりで良し)
ついでにいらない線消したり、必要なとこまで延長したりします。


⑦舞台前の框を適当に足して、幕だけなんとなく黒くして、別に下手で良いので影を付けます。





はいこれ!ざっくり一点透視図!簡単!!
……もうちょっと絵上手くなりたいな……というか、私は気が付いている。年々絵が雑になっていることを。。。
だって鳴砂スパイラルのときとかめっちゃちゃんとスケッチ描いてるもんね!色塗ってるしペン入れして消しゴムかけてるもん!!えらい!!
最近は…殴り書きと言っても過言じゃないくらいなので…ちょっと…もうちょっと丁寧に描こう…かな…いや、かけても良い時間次第…だな…(切実)

祥子さんに質問を



しそびってた!しまった!(゚Д゚;)

聞こっかな~、でもな~、愚問だよな~こんなの~。
とおもって、二の足を踏み続けている質問があるんですけど、
まだ勇気が出ないので聞きません。(なんだその匂わせ発言は。)

っていうかその前に聞いてみたいことあった。そうだ。
凄く困ってるわけではないけど、単純に「対応能力が高すぎる…!どういうシステム…!?」と思うから聞いてみたいことがそういえば。

問23 演技しながら転換とかの大量の段取りをこなしながら音きっかけを拾いつつ適切なタイミングで台詞出して身体の動きもその都度決まったことをする、みたいな絡繰特有の複雑なことが求められているときの脳内ってどうなってるんですか?


これは私も壊滅的に出来ないわけじゃないからあれですが、
祥子さんはビックリするくらい間違えないから、耳と脳と口と体と目等をいつどこに何割割り振って処理してるのかな…と…

端的に言えば、より良いコツがあれば知りてえ。身体に叩き込む以外のコツがこの世にあって欲しい…あればいいのに…


べんきょう



「こんなに…こんなにおぼえられないでやんす…」とかるく嫌になり(嫌になるなよ)、勉強が得意な姉に泣きついたところ、[ちょっと愉快に語呂を合わせる]という概念を教わって「て…天才…!?」と思いました。語呂合わせ凄い。ちょっと勉強楽しくなった。三日間くらい。(短い)


こないだ梅が咲いたと思ったら、



ちょっと早めの桜も咲き始めたし、今日は三日月だったのでこれはもう酒を飲むしかない。(花札かよ。)


そんな感じで今週もありがとうございました。
おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。



 

美術案がなんも思い浮かばない時~。

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん




ランニングコースにも梅が咲き始めて、ちょっと暖かくなってきたかな~と思いきや、



さっっっっっっっっっむ。

ウアアアアアさむいよ~~~ウワアアアアアアアン(泣くしかない)

でも大丈夫、こんなこともあろうかと私は暖かくて風通しの良い裏起毛のスポーツパーカーを買っ


さっっっっっっっっっっっっっっむ!!

風通しが!!良い!!さむい!!!!!
くっ…この…高機能パーカーめ…風通しが…風が……

風が冷たいよう!遠州地方だよう!!(泣)

ウインドブレーカーを…宇宙柄のウインドブレーカーが欲しいな…。



はいどうも!きゅんです!
今週ちょっと色々あって、バタバタしてしまって、類まれなるポンコツぶりを発揮し始めたので、寝ます!さっと書いて寝る!来週頑張る!!



美術案がなんにも思い浮かばない時に何とかしたい話(希望かよ)




いや…大体毎回「っはー!なんも思い浮かばねえ!!」とはなってるんですけどね…。

年末にただただ好きな漫画の事について書いただけの稽古場日記あげたんですが、
その中に「ヒノコ」という漫画がありまして。漢字の話。

いや…わたし…漢字が好きなんですよ…漢字の成り立ちフェチです。
なんかその、なんていうんですか、「人という字は~」みたいのは別にどうでもいいんですよ。
いや、別にそういうのも当然素晴らしいと思っているし私は金八先生好きだしなんなら中高生の頃毎シリーズ泣いてたし「みんなよく見ろ!これが薬物だ!!」のシーンを未だに覚えてるから武田鉄矢の事私一生忘れないと思うんだけどそんなこたあ良いんですよ。
学園ドラマで一番好きだったのは「みにくいアヒルの子」でしたけどそれもどうでも良いんですちなみに特に誰にも言ってないけど岸谷五朗が好きだ。地球ゴージャスも好きだ。(話を逸らしていく)


でも……「人」って歩いてる人を横から見た絵だから…一人で…立ってるから…。


専門学校の先生が、「デザインがなにも思いつかなくなったら辞書を引け。そして案は100個出せ。」って言ってました(意訳)。
行き詰った時にずーっと自分の頭の中だけをひっくり返しててもしょうがないんですよ。ないんだって。そんなかにはなんも無いんだって。才能なんか無いんだって。

思い浮かべたいことと、辞書を適当に開いて目つぶって指した単語を組み合わせて、無理やりでもいいからなんかつくる、ってのを繰り返してくと、絶対なんか出てくるから。辞書が手元になかったら、あいうえおを上から順に思いつく単語書き出して、それと組み合わせていけばなんかでるから。それで100個考えれば1個くらいは使えるのがあるから。

めっちゃ覚えてる。真面目に勉強してた…えらい…。

「デザイン体力」という言葉を学生時代によく聞きました。デザイン体力が無いやつが多い、と。
どんなに好きでも、休まず作り続けるには体力が必要で、一個作り上げると疲れちゃう人が多いんだけど、デザイン体力はデザインし続けることでしかつかないから、


なんか…


がんばれ…?みたいな…?(つまり解決方法は「耐える」)





連想する、という行為が好きです。
ぐちゃぐちゃしてぼんやりとしたものが、整頓されてくっきり見えてくるような気がするので。


「人」って字は、まあ一人で立ってるんですけど、その距離感がなんか心地よいなあ、と思います。

歩いてる人を横から見て「あ、人だ。」程度の距離感。
支えあってる、と言われて救われることもあるのだけど、別にただ一人で立っている絵だ、って言われた方が楽になるときもあります。人間だもの。

でもそれだとちょっと寂しいなあ、と思うので、「支える」という漢字を調べます。






「枝を手に持っているようす」







うん。求めていたのはそれじゃない。
なんっ…ええ~…どういう…

あっ、つっかえ棒みたいな!なにかをこう、木をつっかえて支えるみたいな!その木を支えてるみたいな!そういうこと!?

はあ~もうちょっとな~浪漫が欲しいな~。
いや、甲骨文字のことも私は大変好きなんですけど、あれが全部古代人が書いた絵だって思うと、こう…胸が高鳴りませんか…大変ウキウキしてくる…絵文字じゃん…かわいい…。

ちなみに「順」って漢字の甲骨文字を機会があったら見てほしい。
めっちゃこわいの。流れる川を じっ… とみている人の絵なの。




そんなわけで、じゃあ「人間」だったらどうかな~、と調べます。


門がまえは「左右両開きになる戸」、「日」は元々は「月」。欠けた月の象形です。

門を閉じても月の光が漏れる、すなわち隙間を意味する

https://okjiten.jp/kanji273.html
(漢字/漢和/語源時点:OK辞典より)



うっ…美し~~~~~!!!!!
門の隙間から薄暗い欠けた月に照らされる人の姿が浮かびますよね~~~多分逆光だよ~~~シルエットだよ~~~わあきれい~~~

でも綺麗だけどなんでそれが人間だ…?





と、ひとしきり感動した上疑問が止まらねえ所で、この白川静さん著、「絵で読む漢字の成り立ち」を開くとですね。




「門は神を祭る戸棚の両開きの戸棚の形」って書いてあるんですよ。


そうなの…!?じゃあ話が変わってくるじゃん…!!
なんか漠然と屋敷とか関所とかにありそうな扉を思い浮かべてた。もののけ姫のアシタカが開けそうな感じの。

え~じゃあこの場合の日(月)はあれか…?

神様のことか…!?

ってことは「人間」ってめっちゃ隙間から神様に見られてない…!?
もしくはあれか…?「神の声を聞く人のようす」か…!?

うわ!「聞」くってまんま門の中に耳あるじゃん!めっちゃ聞いてそう神々しく輝く何かの声を!

古代の感覚って分かんないけどあくまで絵だもんな~。
人間を表すとしたらどんな絵描くかな~。「人」ではなく「人間」…主語がでけえな…集団としての存在としての絵……。ってことは…

………これ………ただの「隙間」を表してるだけでは………?



みたいなことを延々と一人で考えるのが好きです。(くらい)(とてもくらい)
ちなみに正解はどうかとかいうのは連想してる間には考えません。そういうことじゃないの~楽しみたいだけだから~。(最終的には調べたい派)

余談ですが今可愛いなと思っているのは「断」と「継」です。お互いにそっぽ向いてるみたいでかわいい。



白川静さんの「漢字のなりたち」という本もうちにあるんですが、
そこに載っている「言」と「語」の関係性が好きです。
本の内容って書いていいのか分かんないから書かないけれども、
「言」の成り立ちって非常に攻撃的なところから来てるんですよ。
それに蓋をして、守った状態になってるのが「語」。はあ。めっちゃいい。


…何が言いたいのか良く分かんないまま楽しくなって漢字の話しちゃった…。(反省)

美術でも何でも、そんなに案をぽんぽん思いつく人っているのかな。いないんじゃないかな。いないといいな。頼むそうであってくれ。皆苦労して捻り出してるけど涼しい顔して作り上げてきてると思わせてくれ。

連想してるうちに、知らなかったことや思いつかなかったことに出会えて、
それに心が動かされているうちに1案出来て、もう1案できて、

そんでプレゼンしてやり直しみたいなのは世の常ですけども!!そんなことはいい!!

考えてるときは、ウキウキしたいなあ、と思います。
どんな美術だったら面白いかなあ、と。体力を失って、手だけを必死で動かすような状態ではなく。
なんも思い浮かばない時の良い解決方法を知ってる方がいたら教えてください…ぜひ…ぜひに…!!


長くなっちゃった!寝ねば!!



べんきょう




ひっかけ問題にほぼ100%引っかかる、という空前の素直さを発揮している私ですが、
先日「stranger」を「stronger」と読み間違える、という失態を犯したことにより、
問題文を注意深く読まないあわてんぼうである、ということが判明いたしました。
お疲れさまでした。がんばります。



そんな訳で今週もありがとうございました。
おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。



 

ホラー映画における元気な内臓を作り上げるかの如く。

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん





ちょっとあったかくなってきたかな~と思いきや、昨晩は凄まじいまでの嵐でびっくりしました。きゅんです。でも雨の日は好きです。休みの日に目が覚めたら雨降ってて、「雨だなあ」とか思いながら二度寝するのは大変に幸せです。ちょっとだけ寒くて空気がしっとりしてると尚良いです。さいこう。ちなみにこの女子がとりがちなフワキラ写真は畑の祖母を撮ろうとして手前の花しか映ってなかったやつです。「ウワアアアフワフワでキラキラ!イヤアアアアゴメンサイゴメンナサイ!!(゚Д゚;)」つってひとしきり慄きました。(なんの謝罪なのか)
「わあ~ゆめかわ~☆」って言えるくらいのプリティでキュアキュアな可愛げが欲しい。伊藤です。



祥子さんに質問をしたところ




一番綺麗な風景が見えた長台詞…!!


……………


っあ~


っあああああ~


自分で聞いといてなんですけどめっちゃ困りますね!一番綺麗…!?え…!?
一番とか選べないけれども、そもそも私は「長台詞毎回めっちゃ苦労するんだけど、上手い人ってそもそもどんくらい鮮明に情景をみてるもんなんだろうっていうか、情景見てるだけじゃ上手くいかなくねっていうかなんていうんですか、見てるだけじゃなんも表出されないし、どんくらい計算してどんくらい感覚でやって、かつ「その場にいる」っつっても長台詞が表現してる比喩表現みたいなとこってあるじゃん、それ考えたら風景描写を風景描写のまま表現したらだめじゃん、そもそも情景を見るっていうかその場の空気を肌で感じる、とか匂いとか、それ以前に前後のシーンとの繋がりによる対応とか全体から見てどんな役割なのかとか色々あるじゃんやだもうむずかしいできないむずかしいでもできたい」
という複雑かつ可愛げのある「できたい」という気持ちから「え…どうする…?なんて聞けばいいのこれ………いちばん……いちばん綺麗な風景が見えた長台詞…を聞くか…?」っていう自問自答を経ての質問なので、カラクリ歴代公演から好きな長台詞10選を紹介します。(なんでやねん。)

長台詞を…私に好きな長台詞語らせたら長いですよ…今日の内容これだけでいける…!!

あ、でも台詞を記事に載せていいか分からないっていうか、DVD化してないやつとかは尚更載せない方が良いと思うので、観てくれた人しか分からないけど気にしないでください。テンションだけで乗り切ります。


1.爆弾ハナタレの最後の長台詞


私はこの「爆弾ハナタレ」って芝居が大変に好きなんですが、
最後のハナタレとキツネ(どちらも役名です)の掛け合いがカラクリ史上で一番に好きです。

…あっ、掛け合い!?長台詞じゃねえじゃん!!(゚Д゚;)おおお…さきぽんびっくりぽん…(気に入っている)

この頃はまだ公民館等で稽古していて、他人の稽古を見てる時間があったので、他人へのダメ出しも聞くことが出来ました。勉強になるんですよね、他人へのダメ出し。できればちゃんと見る時間がほしい。
「暗い台詞ほど明るく言え」というダメ出しを、当時「え……なんで?」と強く思った記憶があります。20歳そこそこの頃の話です。ようやく「はああ~…そういうことかあ~…」と思えることが増えてきた、ように思う。(自信はない)


2.Boundaries~花が咲く人~の冒頭の長台詞


冒頭のツクバネの長台詞が良いんですよ。このときかかってたBGMと相まってなんか異様に気持ちがいいんです。なんだっけ…なんか…なんかのロック…(何のヒントにもならない)「他人の長台詞の後ろで集団の動きをする」っていう状況が私めっちゃ好きみたいで、このときはツクバネの長台詞の裏でスローモーションで旗を振っています。「わ、わたしいま…なにかの一部になってる…!!」という瞬間が好き。さらにそれが青い照明の中だとさいこう。長台詞の話はどうした私。好きなシーンの話じゃねえんだぞ。


3.boundariesの中盤
違うんすよ…
Boundaries…好きなんですよ…(何が違うのか)


いや、これはね、あの、私鮮明に覚えてるんですけど、若林会館での稽古ですよ。
珍しく祥子さんが苦戦していた長台詞でした。
ダメ出しを集中的にさせてしまうのはいつでも私だったので、当時まだ人見知り中で稽古場でもろくに喋らなかった私はそれを見ながら「こんな上手い人でもこんなに苦労する事もあるんだなあ。じゃあがんばろう~(´・ω・`)」と思ったものです。(伊藤は筋金入りの人見知りなので、入団から3~5年くらいはまともなコミュニケーションをしていません。今じゃ…今じゃこんなに親しみやすくなって…(褒めてほしい))
台詞中に「極彩色の花が」という一節があるんですが、集中稽古の為部屋の外で自主練していた我々の耳に「えっなにがどうしてそうなった!?」みたいなドチャクソに強い表現の「極彩色の花が」が聴こえてきて、あれは私内稽古中ビックリランキングの上位に食い込んでいます。

あっ!!あの「極彩色の花が」のとき、役者としてどんな状態になってるのかは知りたいです!!



4.boundariesの最後
違うんだって………


好きなんだって……boundariesが…こう…全体的になんとなく……(ぼんやりとした理由)

これは単純に好きだっていうだけです。
だってもうまず台詞が良い。
あっ?いままでハナタレが一番だと思ってたけど、年取ったせいか今一番好きなのこれじゃないか…?

ちょっと待って他人の長台詞の話しかしてない!自分の!自分の話しよ!!


5.此の先、ディスターブの中盤のユメミ
自分で言ったやつなのでここからは写真も載せませんが!

中盤くらいに、ゆったりとした詩みたいな短めの長台詞があるんですよ。
いや、これはあんまりダメ出しを受けなかったやつだから他のに比べてあんまり思い入れが深いわけではないんだけど、好きな台詞っていうのはもう触れられるだけで嬉しいですよね。あとこれはきれいだった。きれいなことは分かるのだけど、それを見て感じた上で更に表現すべき事を表現できてるのかっていうと全くの別問題で、セリフに振り回されがちな私はその辺で毎回苦しむのだろうなあ、と思う。


6.モユルヒの萌ゆる日の冒頭
あっ、カラクリじゃない…!
これカラクリじゃないけれども…!!

いや、恥ずかしながら、上でも「台詞に振り回されがち」って言いましたが、
こう、「春」描写の長台詞みたいなやつなんですけど、ぅああ~もう覚えてないな~詳細にはどんな台詞だったか。10年前くらいのは逆に結構言えるんだけど、短期記憶で覚えた台詞ってやっぱり公演終わると忘れてくもんなんですね。うう。
「風景の説明じゃなくて、なんか、「ああ、遠いなー…」って感じっていうか」みたいなダメ出しを貰ったんですが、その時初めて「あっ、長台詞ってそうなんだ」って思いました。(遅)何を表現したら面白くなるのか、沢山思いつける力を磨きたい。と思う。



7.絡繰機械ラプソディの局長登場
そんなわけで思い出話みたいになってきましたけれども、
これは伝説の「伊藤、舞台に上がれない」事件を引き起こした長台詞です。
もうね、最初の一言が言えないの。一歩舞台に出た瞬間に「違う」って言われるの。
当時は「こっ…なん……もう!わからん!」って思ってましたが、今自分で当時の自分を見たら自分でも言うわ。「あ~…違うねえ~…なんか…えっと…ちゃんとやって…?」って言うわ。はずかしい。もっかいやりたい。(もっかいやりたい妖怪)

でもこの台詞はいまだに言えるんですよ。めっちゃ覚えている。だってめっちゃやったんだもん。一生忘れないんだと思う。



8.船弁慶の都落ちのところの弁慶の長台詞
あっ、一番綺麗だったっていうか、一番集中してたのこれです!集中してたと言うか、迷いが無かった。
弁慶はなんか楽しかった記憶があるな…なんでだろうな…。
本番数日前に丁度長台詞貰った次の日に出張に行かなくちゃいけなくて、新幹線の中で必死で覚えて、その日の夜の稽古で台本離してたんですけどなんか今聞くと別に当たり前の話だな…?長台詞一本くらいなら1時間も集中させてもらえれば…まあ…おぼえるだけなら!うう!うまくできたい!

9.ヨコシマデイドリームの終盤の長台詞
これはね、一番悔しかったやつです。
多くは語るまい。バラシ終わって会場の外で悔しくて泣いたことも多分忘れないのだと思う。数ある長台詞の中で一番悔しかった。

10.超然ゴーインダウンの豊かな大地に着いた時の長台詞
あああ~~~これ~~~これめっちゃ苦労したんですよ~~~
苦労したって言うか、超然ゴーインダウンで初めてこういう風景描写的な長台詞貰ったんですよ。でも風景描写ってこう…比喩的なものが垣間見えてこそおもしろいから…こう…
あああ~もっかいやりたいな~もっかいやりたい~(もっかいやりたい妖怪というのは昔の公演の話をするたびに「もっかいやりたい~もっかいやりたいな~」と言い続ける妖怪です。)

11.瓦礫のヤマアラシの中盤と最後のやつ
11選になっちゃった!(好きかよ)

これ…これあれですよね、私も言ってるし祥子さんも言ってるしあと柿田さんも言ったやつだ!カラクリで唯一多人数が言っている長台詞…これは例題に丁度良いですね…!!
うああああ~~~~この台詞中に何をみて何がおきていたか気になります~~~。

この長台詞の事は好きです。こう…10年に一回言いたい感じ。(どんなだ)



あああ…長くなっちゃった…元気な内臓の話してないのに。




元気な内臓。




沈黙-サイレンス-の映画を見ました。


(゜言゜)


って顔になりました…うおお…まだ消化できない…ホルモン食った次の日みたいなきもち…(伊藤はホルモンを消化する才能がありません)
おおお言葉にしたいのに~…え…?どうしたらいいの…?観たことある人と語り合えばいいの…?消化できないくるしい。うう。
でも作品観た後に何日も消化しきれなくてくるしいって素晴らしいことなんだろうな…。

そんなわけで会社の映画好きな子が「ホラー映画における内臓の元気さは作り手の愛情によって大きく左右される」という話を熱く語ってくれたんですけど、長くなっちゃったのでその話は来週にします。元気さとは。


そんなわけで今週もありがとうございました。
おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。




 

桃色と黄色を混ぜた色が好きです。

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from きゅん




しゃかりき…しゃかりきコロンブス…。

はいどうも!先週に引き続き絶賛しゃかりきコロンブス中です。きゅんです!

…きゅんれす!(ねむい)(とてもねむい)

うおお…働いている…しゃかりきに働いている…。
そんなわけでいつにもましてぺらっぺらな稽古場日記ですが、まあ~半年以上毎週記事書いてたらそろそろ誰も読まないと思うから良いと思うの。好きなことを好きなように書いても良いと思うの。(主張で押し切るスタイル)



祥子さんから突然画像が送られてきた。




前回の稽古場日記でですね、
性格免許証なるものをやってみた訳ですが、
https://karakuri.hamazo.tv/e9031814.html
https://karakuri.hamazo.tv/e9035768.html
本日残業終わりの遅めの晩御飯中、祥子さんからこんな画像が送られてきました。




さっ…才能適職免許証…!!

すご~いめっちゃ精神安定してる~善人~!

免許…流行ってるのかあ…(免許流行ってるってなんだ)


そしてすかさずやった私の免許証がこちら!!




こっ…


くっ……


ぐうう……!!


いや、前回も思いましたよ、前回も思ったんだけれども、

差が!!すごい!!なんか!!なんかこう、なにかの!!(なにかて)
うわあああ!!うわあああああああん!!!!!(海に叫ぶ)

ちょっと待ってくださいよ…前回からまとめると、
祥子さんは 朗らかな善人でとにかく精神が安定している ってことですよね。
え…そんな人間地球に森本レオ以外にいるの…?(ピクミンのナレーションへの過信)

診断結果が善人過ぎるもの。善人過ぎて僧侶・教祖・呪術師までもが適職って、なんか…なんかこう…

ちょっと全力で褒めますけど、こういうサイコパスいますよね!(・∀・)(←褒めてる)
あの…あれ…鬼滅の刃の上弦の弐とか…まさしくそんな感じの…

ちなみに私は胡蝶しのぶを推しているので上弦の弐マジで…マジでこのやろう派です。(謎の派閥)

そんなわけでカラクリの看板女優は精神が安定している朗らかな善人ですが、
対して私はまとめると、自分の世界で暴走しながら後先考えずユルく生きてるんですけど、なんていうか物事というのは単品で見ると別に大抵のことは受け入れられるんですけど、
比較してみると急に「あれ…なんかとんでもない…あれえ…?」ってなりますね!ちゃらんぽらん感が!!すごい!!!!!
はぁ~ああ~~さきぽんびっくりぽん~~~。(ちゃらんぽらん感)

いや~………当たってるんですよね~………(当たってるのかよ)
だってこの診断めっちゃ質問されるんだもん。全問解答するのに10分くらいかかるもん、そりゃあある程度当たりますよ。

でもこれ不思議なもんで、「痛み分かる」って特性あるじゃないですか。
どっちの免許証にも書いてあるんですけど、

精神が安定した人の免許に書いてある「痛み分かる」と、
後先考えない人の免許に書いてある「痛み分かる」って、
なんかニュアンスが大きく違って見えませんか…不思議…。

前者は「痛み、分かる。」って感じに見えるんですけど、
後者は「いたみ~?わかる~!」って感が…ある…なんで…?(・ω・)

あと人脈の星の数一緒のはずなんですけど、
前者だとすごくおちついた、こう、育ちの良い素敵な知り合いが沢山いそうな印象ですが、
後者だととんでもねえ人達出てきそうですよね。「おれ、中学生!悪いやつらはだいたい友達!」みたいな………(偏見)

言葉の並びって重要なんだな…「痛み分かる」のすぐ下に「オカルト性」とかあるからより一層怪しさが増すし、
祥子さんのも「痛み分かる」のとなりに「手段選ばず」がありますからね。怖みがある。
北島マヤの敵討ちに乙部のりえをぶっ潰した時の姫川亜弓を思い出しました。手段選ばず~。



ふう…楽しかった…(再び)


ちなみにさっき鬼滅の刃の話したのでジャンプ繋がりで伊藤の勝手に念能力の系統診断をやりますが、
祥子さんは特質系か強化系です。ぜったい。ぜったいそう。
そして私はおそらく放出系です。運が良くて強化系。

オタクなら誰しもおうちで水見式やったことあると思う。
友達になれる。「…何も起こらない…まさか特質系…!?」ってやってた人とは無条件で友達になれる。(愛すべきバカと呼ぶ。)



あともう余談しかしないけど。





多重露光の写真が好きです。



重なったり混ざったりして、何がどうなったのか分からなくなったくらいの状態が好き。

美術もそんくらいのが好きです。
なにがどうなってそうなったのかギリギリ分からないくらいの見た目が好き。
「あ、こうやって作ったんだな~」ってのがはっきりわかっちゃうと、なんか集中力が途切れちゃいそうな気がするんですよね。世界が壊れてしまいそうで、それはこわいなあ、とおもう。あと、意図を感じるごちゃっとしたものと、意図を読み切れないシュッとしたものはどちらもとても美しいので。


べんきょう





掲げるって書こうとして揚げるって書いちゃったのでもうだめです。
なんなんだよ。お腹空いてんのかよ。

そんな訳で今週は占いしかしてませんがしゃかりき期間なのですみません!
今週もありがとうございました。おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。



 

可動台の作り方の説明を試みる。(うろ覚えの「うろ」ってなんだろう)

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん



こんばんは~きゅんです~。

いやーちょっとですね!仕事が忙しく!且つ勉強しなきゃいけなく!
なにより私は生活リズム整えキャンペーン中なので!

なんとしても1時までには寝たい。
そんな訳で今日は砂漠のホネの可動台の作り方の説明を試みます~!!

砂漠のホネ





公演情報はこちら。
http://www.karakurimachines.com/contents/histories/sabaku

初オムニバス参加作品ですね。
他の団体さんと1時間入れ替え制での公演だったので、
・転換が容易であること
・袖中の待機スペースに収まること
が条件として付いてきました。

カラクリがよくやるオブジェ+可動台シリーズの1作品目です。

動くのって見てて楽しいな、と思うんですよ。
やる方は鬼のように段取りが増えるので動かないセットの方が30倍くらい楽なんですけど、
風景が変わっていって、色んな景色を見せることが出来る、というのは、なんだかとても想像力を持ち寄っている感じがして、好きです。
プロセニアムの中のラインが次々変わっていくのは楽しい。

そんなわけでオブジェの話とかしようかな~と思っていたら、
スケッチブック見つからず!!

うあ~絶対あったよ~見たことあるんだよ~でも無かったんだよ~。

「じゃあ図面でも載せるか~」と思ったら、
PC内に図面見つからず!!

え…?

なんか…砂漠のホネのフォルダ内、パンチカーペットの図面とタイムスケジュールしかないんだが…?


あっ


これ…この可動台…


時間なさ過ぎて図面ひかずに現場で考えたヤツや…!!(イエス綱渡り)


ちなみにバトンから吊られたオブジェと、
スロープ状の可動台を4台で、




砂漠の風景とか



街並みとか




何処かの空間とか




砂漠のはずれとか



色々表現できました。(写真だけじゃ伝わりにくいですが。)




やっぱり青いってきれいだなあ。

説明を試みる。




それでは始めます。
伊藤のうっすらとした記憶による、


「スロープ状の可動台をつくるよ~」




①倉庫にある平台を持ってきます。



(鉛筆で下書きしてポスカでペン入れして消しゴム掛けたら禍々しい擦れ方しちまったんですけど気にしねえでつかあさい。
すごい…重さに耐えかねた人みたいになっちゃった…。)


どうも、恐らく日本一平台沢山持ってる社会人劇団です。
なんか…あれよあれよという間に50台くらい作ったんですよ。よもやよもやだ…。
「可能な限りある設備も使おうか」みたいな話で、土台は手持ちの平台にしました。



②ひっくり返してキャスターを付けます。





スプリングワッシャー!!
私の大好きな


スプリングワッシャー!!!!!イヤアアアアアスプリングワッシャアアアアアアア(なんの発作か)

まあ木にネジ打ち込んでりゃそうそう緩まないんですけど、どうせワッシャー使わなきゃいけないならスプリングにしときましょう。値段はさほどかわりません。


はい!ここから画像のみでザザッと行きます!!








………?(‘Д’)



おう……??


ちょっと…待って…違和感がある…すごく…これ無理じゃない…?(稽古場日記を漁りだす)





これじゃない…

これでもない…わたしこの体制、足攣ってねえか…?






あった!





違った!



ごめん!なさい!!!!!






こうしてこうだったんですけど、私は焦りすぎて一枚目の画像内で一本線ひくの忘れてますね。違和感が仕事してる。










ふう…こんな感じです。(全然分からないと思う)


平台の作り方とか!箱の作り方とか!場所ごとの材の打ち方とかは聞いてもらえたら!答えたい!聞かれたい!!(主張していくスタイル)






そんな感じの可動台の作り方でした。がんばった。絵描くの意外と大変だった。




べんきょう




1日に…2~5Pずつくらいしか進まないでやんす…( ;∀;)
うう…でも…ちょっとずつ進んでるから…フルで暗記みたいな話だから…頭に確実に入る分をコツコツやってくのが良いんだと…おもう…ううう…(拭い去れない不安)

でも決めました、私、この試験が終わったら帆船のモデル買おう。
部屋に…部屋に置くんだ…うわあ~ガレオン船もいいけどな~でもな~

白ひげ海賊団の船は…何船かな…バーク型…?
いや…バーク型は少ない人数でも行けるやつらしいから違うか…?(止まらないオタクの血)

そんなわけでちょっとずつがんばります。
第一章終わったら買っちゃおうかな…いや…がまんだ…がまんしろ私…!


祥子さんに質問を~




あっ、三角窓貸しに行きますねもうちょっと状況が落ち着いたら!!
(三角窓は私の中で漫画のジャンル的にオタクと一般人を隔てる壁に抵触するグレーゾーンなところに位置しているので「わたしは…これを読ますのか…祥子さんに………!?」という葛藤を経ましたが実写化してるし気にしないことにします嬉々として貸しに行きますよ~)




そんな訳で今週もありがとうございました。
おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。



 

ゆるゆる考えて事をなしてよし。

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん


あけましておめでとうございます。
新年最初の稽古場日記は伊藤です~。






ちなみにこれは稽古場日記から拾ってきた、
夜な夜な小道具をつくる一生懸命な伊藤です。こわいね!あはは!!(テンションが高い)

書くことを考える。




いや…これ…去年の5月から書いてんすよ…。
5、6、7、8、9、10、11、12…8か月×4週ですよ。
いや~よくやってるな~えらいな~!!!!!

すごくえらいな~~~!!!!!

とってもえらいな~~~~~!!!!!







書くことが!!!!!無い!!!!!

いや…そろそろ無い……マジで…どうしよ……

いや、頑張れ私、探せ、探すんだ、なんかあるはずだ。

美術考えるときには奥行き感欲しいからパースめっちゃ意識する事とか!
画面の切り取り方学ぶなら西洋絵画学ぶと良いらしいよって事とか!
そういえばカーク・レイナート展、イオンにも来るらしいですね、私は中学生の頃にラッセン・シムシメール・カークレイナートを屈修しましたが綺麗な絵を見るのは好きなのでめっちゃ観たい、ちまみに好きなのはKAGAYAさんときたのじゅんこさんです、あっでも単純に見るなら水彩画が好きだな~でも舞台美術に生かすなら油絵の方が良いのかな~。
あと~、色いっぱい使いたいときには5色以上使うと組み合わせに関わらず人間の目は「そういうもんだ」って認識してくれることとか!
そうはいっても白一色に敵うものはねえめっちゃ綺麗だってこととか!
色鉛筆めっちゃ好きだしそもそも画材好きだから美術考えるときに色んな画材つかってみたい~でも結局一番見やすいのはコピック~って話とか!
コピック使い倒して捨てちゃったから新しいの欲しい買いに行きたいそういえばサザンクロス商店街に双子座文具店って出来たんだってめっちゃ行きたい~~~!!!!!って話とか!



いや…双子座文具店マジでめっちゃ行きたいんですよ…私はそもそも文房具好きですが、「シールと星と文具の店」ですって…さいこう…シールも星も文具も大好物…あとネットで拝見する限り内装はちゃめちゃに可愛い…やだ…何着ていこう…(ウッキウキである)


……意外とあるな……。


もうちょっといけそうです。
あとマジでなんもなくなったら唯々演劇の悩みを事細かにつらつら書いて祥子さんに質問するだけのコーナーになる手が私には残っている。いける。

あと稽古場のあるゆりの木通り紹介したって良いのだ。
長坂養蜂所のゆりの木店は3月に出来るらしいですよ~楽しみ~!!!!!
あとなんか新川モールにも新しい街おこし企画団体が出来てたりして、ああ、世の中は変わっていくなあ、と思いました。仲良くなれるかな。なれると良いな。

あと平台とか箱馬の作り方とか、スロープとか可動台の作り方とか、その辺を…まだその辺に触れていない…いける…。


あ!!!!!
砂漠のホネやってないわ!!!!!
あとDUALもやってないわ!!!!!

まだある…まだあるな…よし…。

あ、でも、あの、良いネタがあったら…教えてください…(そして人頼み)



べんきょう




いや…マジで…遅いなりにちょっとずーつちょっとずーつ亀の歩みで進めてる分、
全然進んでないけどやったとこはまあ…覚えたかな…?って思って、章末にある得点力アップテストをやったんすよ…〇×のね…。

マジで自分でビックリしたんですけど、



0.5+1+1.5+0.5=4.5

って書いてある。見辛いけど。端の方で計算してる。



………(._.)




ちがうね!?



3.5だね!?


知ってる!!知ってるよ!?知ってるんだよ足し算のシステムは!!!!!


うっ…うわあ~~~~あああああ~~~~~


わたし…わたし……ばかなのか………!!!???

え…なんで…なんでそうなった…?じぶんがこわい…ビックリしてノートにそのままツッコミ書いちゃった…足し算や…。

ちがうよ~~~この0.5とか1とかその辺の数字を導き出すまでが大変なんだよ~~~力尽きたんだよ~~~安心しちゃったんだよ~~~(典型的なケアレスミス)

あああ~~~~~絶対全問正解だと思った~~~~~この程度~~~~~(謎の自信)

うう…でも問題文読んだりとか、解説文読んだりするのも、いつも使わない頭使ってる感あるし、この頭の使い方は台本読むときに役立つかも知れないから、ちょっとずつ頑張ります…うう…べんきょう…。こいつぁ1Pずつ確実に覚えてくよりも一回サラッとテキスト読んでテストやって分かんなかったとこだけ重点的にやった方が良いのか…?でもこんな足し算間違えるような人間がサラッとテキスト読んだところで全く頭に入んないよ~~~一個ずつ確実に覚えてくしかできないよ~~~うおお…要領が…わるい…。

あっ、勉強サボんないためにもう毎回書いてくことにするんで、この「べんきょう」コーナーサラッと読み流してください読まなくても良いです自らへのプレッシャーの為だけなんで…すみませんね私物化して…。




そんな訳で今年もよろしくお願い致します。




今年はおうちでまったりした年末年始を過ごしましたが、
ちょっとランニングがてら地元の神社へ初詣に行って、



おみくじも引けました。



ゆるゆる考えて良し!てゆうかこのおみくじ良いな!やったな!!
ゆるゆる考える!!そうする!!


あと今までの人生の中であんまり「家でゆっくりする」ってしたこと無かったんですけど、
せっかくなので1/1から家で酒飲んでべろんべろんになってみました。

これが…正しい正月…か…!(正月に対する誤解)

いや…若い頃に高校の部活のOBの飲み会で、天竜川で意識をバツーンと飛ばして以来(体育会系こわい)、
「二度とあんな失態は犯すまい…!」という強い決意の元、飲み会の席でも必ず理性を保つことを心に強く刻んでいたんですけど、
多少理性飛ばしちまった方が酒ってのは楽しいんすね…?(覚えちゃならんことを覚えた)

劇団の飲み会でやる訳にはいかんので(関係者に感謝するのが仕事だからね!)、
地元の友人たちとかと、また飲み会出来るようになったら楽しい酒でも飲もう。そうしよう。

あっ、ちなみに肴にチーズ買ってきたんですけど、
浜松市の「チーズ工房HAKU」さんのチーズめっちゃ美味しかったです!!
https://cheesehaku.hamazo.tv/

お時間があったら是非行ってみてください~。



祥子さんに質問をしよう~




問22 今まで言った長台詞の中で、見てた情景が一番綺麗だったのはどれですか?
(一番印象に残った感覚みたいな考え方でも大丈夫です~)

いや、前に「なんで瞬きしないんですか」って質問の時に、「世界を見てるから」って答えられて「ぐぬぬう」となりましたが、
実際問題、皆どんくらいの精度で見てんのかな、その世界を。と思いまして…。
マジでその場にいるくらいの感覚になれてる人ってどんくらいいるのかな~。




そんな訳で、昨年は大変お世話になりました。
年末年始なのでゆったりグダグダした内容でしたが、また来週から頑張って書きますね~たとえ誰も読まなくとも途中で投げ出してなるものか~(ゆるっとした決意)
本年もよろしくお願い申し上げます。



 

仕事が納まった記念にもう年末だし今回は好きな話する。

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん



映画が観たい。
プペルと三国志と三角窓とセーラームーンが観たい。

どうもこんばんは、本日仕事納めでした。きゅんです。
いや~まさか29日まで働かされると思ってなかったので大掃除が…家の大掃除がやばい…!!頑張らねば…!!




一日職場で大掃除して疲れ切ったうえにちょっとバタバタしてるし仕事納まったしなんも考えたくないのにまさかの某資格試験の勉強を始めなきゃなんなくなったので、

もう!今日は!好きな話します!!
超個人的な「年末に読み返したい漫画ランキング」を開催します!

でもまったくもって美術の話しないのもなんなので、冷やかし程度にギンノイトの話しますね…。




はいこちら!!
わ~~~きれい~~~。

これ、色んな人に褒めていただけてとっても嬉しかったです。
いや…でも…これつくるのそんな難しくなかったんですよ…マジで…。

こちら劇場に提出した美術概要(途中経過時)。




真ん中に向かうスロープはこんな木組みになってました。
この上に白いパンチひいて綿かぶせたんですけど、
当初は、本番時の4倍の綿をかぶせる予定だったんですよ…。
稽古場でちょっと綿ひいて試したら全然滑らなかったから、「いけるだろ」ってことで会場入りして綿撒き散らしたらあなた…役者が全員つるんつるん滑りましてですね…。焦った…。そして反省した…。

急遽大幅に量を減らしました。なのでうちの稽古場には未開封の大量の綿が残ってます。
コンクリートシアター用に座布団でも量産するか…?



ちなみに上部のなんかくるくるした造形物、稽古場で仮組した時はこんな感じです。
仮組して形のOKが出たら、再現できるようどの端点をどこにどう止めたか分かるようにマーキングして、搬出できるように工夫して保管しました。
ちなみに材料はロールタイプの梱包材と、盆栽用ワイヤー。単価が安くて扱いやすい。最高。

このタイプの造形物、始めてだったらもうちょっと苦労しただろうな、と思うんですけど、visionariesからの3部作のジーンとつくりと考え方は同じだし、土台も調合奇妙や瓦礫のヤマアラシで角度のついた台も何度か作っていて、なんかこう、こなれてきた感がありました。繊細な白っていうのはやっぱり綺麗だな~好きだな~。

ちなみにこの土台の作り方、多分人によって作り方違うだろうなって言うか、百人いたら百通りありそうなので、「自分だったらこうつくる」みたいのがあったら是非教えてください。勉強したい。あと語りたい。「ものをつくる」ということに関して。そういうこと喋るのは大変楽しい。好きな紙やすりの番号とか聞きたい。(ちなみに私は320番が好きです)



はい!
そんなわけで、来年某試験を受けることになりました。



………勉強って………どうやるんだ………?(おい)



いや、試験自体は良いんですよ。自分から「じゃあ受けます」って言ったんだし、
新しいことを学ぶのはウキウキするし、芝居(というか大道具)に役立つかもしんないし。
あといい加減そういうのからのらりくらりと逃げおおせる歳でもないから、どうせ受けなきゃいけないならもう今回行っとくしかないって思ったんですよ。
そんでノートと筆記用具買いに行ったんですよ。うちにはスケッチブックとスケッチ描く用のペンしかないから。文字書く用の無いから。ちなみに私は文房具大変好きなのでウキウキしながら行きまして、ついつい筆箱まで買いました。



かわいい~~~~~!!!!!



立ってる~~~~~かわいい~~~~~!!!!!



そんでノート開いて気付いたんですよ。

「わたし…勉強ってちゃんとしたことねえな…?」

と。

うわ~~~高校も普通に行けるとこ行ったから大して受験勉強とかしなかったし~~~
テスト勉強するべき時間に絵描いたり小箱作ったり徹夜して爪楊枝でミニチュアの家とか作ってたし~~~あと針金編んで小物入れとか作ってたし~~~

そんなわけで「勉強とかしたことねえので大変やべえです」って話をしていたら、
職場の先輩も同期も「俺も」「私も」の嵐だったので、心底安心しました(不安になれ)

うちの職場は…特に英語がからっきし出来ねえので、PCの画面に『done』って出てきただけで5人くらい集まって相談しますからね…。

「……ジョニー?」
「違うと思います」
「いやドリーじゃねえ?」
「絶対違いますよ人名じゃないですか」
「操作の流れからして『OK』みたいなノリのやつですよおそらく」
「それは分かる」
「うん、それは分かるんだよ、なんて読むかが分からないんだよ」
「……ドゥーン?」
「あー」
「ぽい」
「ドゥーン!」
「ドゥーン!!」
「あはは!」
「あははは!!」

みたいな愉快な職場なんで…。
いや、知ってますよ、『ダン』って読むことくらいは!!あとから調べたからね!!!!!
でも別に勉強できないけど我々はめちゃめちゃ手先が器用だから!手に職で生きてるから!!(書いてて悲しくなったらしい)

……勉強……したことない……(やばい)

そんなわけで、ちょっと一生懸命勉強します。やればできる。
なので『ナグリは友達』が『ナグリは知り合い』くらいの薄っぺらさになるかもしれませんが、生暖かい目でご覧いただけたら幸いです。
ちなみに私はサボることにおいては天下一品(こってり)なので、マジで顔を見る機会がありましたら「勉強進んでる?」って聞いてやってください…それをプレッシャーに頑張ります…。




年末に読み返したい漫画ランキング~




全然美術関係なくてね!!ごめんなさいね!!
まあでも、こんなご時世ですし、おうち時間のちょっとした楽しみの一翼でも担えれば幸いです。漫画が好きです。全部撮ると意味わかんなかったので、各本毎に最終巻もしくは最新刊のみ写真に写しました~。




『暁のヨナ』
王族が頑張る話に引くほど弱いのでめっちゃ好きです。
あと絵が可愛い。ずっと見てられる。最新刊は34巻。続いてます。

『ヒノコ』
かの有名な「彼氏彼女の事情」を描かれた津田雅美さんの作品なんですけど、
いや、私、漢字の成り立ちフェチなんですよ。白川静さんの本とかウキウキ読んじゃう。
文字がいっぱい出てきて、そのどれもこれもが美しくて、読んでて大変楽しいです。全8巻。完結済。

『ガラスの仮面』
言うまでもねえので説明は省きます!読んで欲しい!!そして苦笑しながら語り合わせて欲しい!!



『ちはやふる』
いや、私ほんとに、この作品がある時代に生まれて良かったな、と思ってるんですよ。
「本に救われる」ってのは、確か去年の高校演劇選抜公演に出てくれた、創作台本書いてくれた高校生の子も言ってましたが、私は毎巻この物語に救われています。天才も、努力の人も、その周辺の人も、傍から見て才能があっても無くても、好きなものに対してそれぞれがそれぞれの立場で真摯であることを肯定してくれて、毎回泣いちゃう。(涙腺の弱さに定評がある)ちなみに推しは結川さんです。あと千早にとってのしのぶちゃんは天才ですが、マジでたまに祥子さんがしのぶちゃんと同じような事言うので私は密かに「っはーーー!もう!!!もうマジで!!これだから努力のできる天才は!もう!!!」ってなってます。そして結川さんに救われる。ありがとう結川さん。

『海街diary』
最近続編の別シリーズが始まってウキウキしています。
鎌倉も金沢も旅行で行ったことあるけど、どっちも良い町だったなあ。
すずちゃんの少年と少女が混ざったような、伏し目がちの大人びた表情が好きです。
少女漫画なのに少女漫画っぽくなくてとても良い。繰り返し読める。あと妙に響く。なんでだろうな。年始のちょっとヒマな時間とかに炬燵でゴロゴロしながら読んで欲しいな~。

『違国日記』
めっちゃ好きです。めっっっちゃ好きです。
いや、私はもう何回か言ってますがヤマシタトモコさん凄まじく好きなんですよ。
全巻持ってるんですよ好きすぎて。そんでもこれ…これはもう…どうしたら…!!
あとヤマシタトモコさんの漫画は、見せ方がどことなく芝居っぽくて好きです。台詞読みたくなっちゃう。でも短編集とかでは、絶対に漫画でしか出来ない表現の作品もあって、「うわ…おもしろ…」ってなります。違国日記私の中で名作オブ名作です。本棚と言わず枕元に置きたい。息苦しくなったらすかさず読みたい。あと結構白めに、言葉が浮かび上がるように書いてくれてるので、心が疲れてる時でも結構読めます。ちゃんと文字入ってくる分量。ありがたい。やさしい。



『しまなみ誰そ彼』
広島行きたい。(旅行の話か)
特に何でって言われると困るのだけど、なんか毎巻泣いちゃう(泣いちゃう漫画多いな)。
絵の見せ方が独特で、万華鏡見ながら金平糖食ってる気持ちになります。そこが好き。
私は「人間」が好きなので、[誰でも入れる談話室]って昔から物語に出てくるたびに憧れていたのだけど、よく考えたら稽古場の下の黒板とキッチンって[誰でも入れるフリースペース]じゃん。うわ、めっちゃ行こ。やったぜ。

『さんかく窓の外側は夜』
映画化しますね~~~楽しみ~~~!!!!!
いや、またヤマシタトモコさんですよ…そうですよ…好きなんですよ…大好きなんですよ…。多くは語るまい。映画めっちゃ観よ。

『よつばと!』
これぞ年末に読み返したい代表的漫画ですよ…。
何度も読める。マジで。何度でも読める。




『波よ聞いてくれ』
いや、言ってもね…流行ってる漫画ってやっぱり面白いんですよ…流行るだけある…。
ミナレさんの弁舌小気味よすぎて最高です。ああなりたい。(なるんじゃねえ)

『ハコヅメ』
これは!私の!今年の一推しです。面白い。あの、あのね、おもしろい。それしか言えねえ。年末に夜更かししてうっかり21時くらいから1巻読み始めちゃってそのままうっかり徹夜してほしい。そして朝後悔してほしい(笑)




『メイドインアビス』
こんなに可愛い絵なのに、内容がめっちゃ過酷なんですよ…。
「うわ…あっ、ちょっ、やめ、うああああやめてやめてやめてあげてえええ」ってなる。
でも冒険です。冒険譚です。暇なときにグッと入り込んで読んで欲しい。そのあと立ち直る時間もちゃんととっておいて欲しい。過酷だから。残酷と言うより過酷。だがそれが良い。


はあ…楽しかった…すみませんね好きな話しかしてなくて…。
てゆうか結局いつもより長く書いちゃった…勉強…しなきゃ…あああああ…。




祥子さんに質問をしよう~




ウワアアアアアガチな!返答を!!ありがとうございます!!!
嬉しすぎてTwitterでとっさに引用リツイートしました…燻ってた情熱の炎をブワッと燃やされた感があるのでもう印刷して枕元に置いておく所存です(そんなにか)
人生で一番嬉しかったクリスマスプレゼントかもしれない…!!うっ…ううう…!!


今週は師走の最後でバタバタすると思います。
難しいかもしれませんが可能な範囲でゆっくり休んでください~~~マジで本当にめっちゃめちゃ嬉しかったです~~~!!!!!


さて。
色々と考える事の多い一年でした。
今までにない一年でした。
19から芝居を始めて、毎年休まず公演を打って、この年になるまで走り続けて、
今年初めて「公演のない年」を体験しました。

ゆっくりできた。
元気になってきた。

誰が何と言おうと(言わないですけどね)、焦って自滅しがちな私にとって、
たいして頑張ってもねえくせにすぐにへこたれる私にとって、
この二つは今後の芝居人生を左右するくらい、ものすごく大きな出来事です。
心と体がおんなじ場所にある感覚を、数年ぶりに取り戻したように思います。
わたしはまだまだ頑張れるかもしれない。しらんけど。わからんけど。



そんな訳で今年最後のナグリは友達、ほぼほぼ漫画の話ですみません。楽しかったです!私は!(もう…なんかもう…)
どこかでお会いすることがありましたら、好きな漫画の話などお聞かせ頂けたら泣いて喜びます。
はあ、初日の出行きたい。(煩悩が止まらない)

それでは皆様良いお年を。水木の更新もよろしくどうぞ~。
また来年もよろしくお願い致します。

いとう。



 

「美」って漢字と羊羹の「羹」ってちょっと似てると思う。

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from きゅん




どうも。寒いですね~。
伊藤です。
眠いです。
最近、どうにも眠い。
寝ても寝ても眠い。
幾らでも寝れる。やったぜ(?)

家帰るとめちゃめちゃ眠いのに、最近外出てると七割くらいずっと笑ってるんですよ。
元気で。なんかもうハチャメチャに元気で。落差が凄い。自分がこわい(笑)
そんでもなんか今までにないくらい元気で穏やかで健やかです。びっくりだ。私はこんなに元気だったのか。

ちなみに先月馬車馬のように働いたので、腹いせに目覚まし時計を買いました。



水曜どうでしょうの…文久三年嘉永六年目覚まし時計を…!!
すごい…これ…朝から爆笑できる…全力で寝ぼけ眼なのに「うるっせえなもうアハハハハハうるせえアハハ」ってなってます。そして起きてます。すごい…起きれる…やったぜ…。

エディパの靴




第13回公演。

2012年です。
うわ…8年前かよ…結構最近な気がするのに…こわい…時間こわい…(笑)


【公演詳細はこちら】
http://www.karakurimachines.com/contents/histories/13th

スケッチブックが見つからなかった…!!




いや、こちら図面なんですけど、なんのこっちゃですよね。この図面じゃ分からねえのですよ。



まず!舞台奥にレンガを模したスロープがあります。




上手袖の裏から、下手に向かって緩やかにカーブを描きながら、900㎜くらいの高さまで上がっていきます。
一番高い所には、裏に階段が設置してあって、後ろから登ることもできる。

スロープの後ろには、300㎜幅の布がカーブに沿って7本吊ってあります。これは位置固定。

舞台アクティングエリアに行きまして、図面内の紫色の一点鎖線部。
間口いっぱいのカーテンレールを製作し(市販のレールを繋ぎ合わせたら繋がった。良かった。)



前から1200・1000・800・600・400(違ったっけな…?)的に、奥へ行くにつれて幅が狭くなっていく布を吊ってあります。

こいつは稼働させることが出来るので、



上面から見て斜めに並べてシルエットが印象的なシーンをつくったり、



奥行き感を表現したり、



影を使ってみたり、



左右に分けて、真ん中に空間をつくったり、



くの字型にして、「部屋」を表現しても良いし、



全部片側に寄せてみたり、



一枚だけ真ん中に置いてみたり、



ランダムにおいてみたり、




何処から人が出てくるか分からない感じにしてみたり、



ちなみにこれは当時の稽古場日記から発掘した、「パーライトで暖をとる祥子さん」です。
発光してらっしゃる。




白は染まるので綺麗です。赤くなっても青くなっても綺麗。

クリエート浜松は煙が焚けないので、染まるものが必要です。
グリッドから直付で長く垂らした白い布は、舞台空間に直線的な緊張感を生んで、
でも形はシーンによって変わっていって、それでいて布だから、なんとはなしに柔らかさがあって、きれいでした。この芝居で私はアイロンの掛け方を覚えたと言っても過言ではないのだけど(もういやって程布にアイロン掛けた)、結局吊った後に霧吹きで水かけて一晩置くのが一番皺伸びる。と学んだのもこの芝居だ。

なんにでも染まる色があって、なんにでも変わる形があって、その最奥にはどんな風景でも脳内で投影できる大黒がある、っていうのは、すごく無限で良いですね。白と黒は綺麗だ。




ちなみにこの舞台、外周とスロープ前、上に大量の靴が並べてあります。
劇団員が各家から持ち寄ったんですが、よくこんなにあったな!すごいな!
「ホールに入った瞬間、靴屋の匂いがした」とアンケートに書いてくださった方がいて、
ああ、それは素敵だな、と思いました。この芝居は靴屋のシーンから始まるので、大変にうれしかった。




ちなみに実際に靴にもなりました。5人あわせて靴。超カラクリ。(謎の判断基準)


エディパの靴は私内で歴代の好きな芝居ランキングの圧倒的上位に食い込んでいます。
普段生きている世界と繋がる中に、少しの違和感や不思議があって、それがものすごいリアリティで描かれると、「う、うわああ、ほ、ほんとにそうかも~!!」とおもう。物語に上手いこと騙されて、現実に持ち帰るのが好きです。


ちなみにカラクリは公演ごとに「所感」というのを書いています。(書いてない回もありますが)
その公演について、何を考え、なにをして、なにができて、何が出来なくて、どんな思いで臨んで結果どうだったのか、それぞれがそれぞれの言葉でつらつらと書いています。
公演詳細ページの下の方にあるので、お時間がありましたら是非~。なっっっっっがいですけど!!思いが!熱すぎて!!(笑)


振り返る、というのはあまり自分に勧めたくはなかった行為なんですけど、
どの公演でも、「まだまだだなあ」「全然だめだなあ」「なんにもできないなあ」と落ち込みがちな私にとって、こうして昔の美術を振り返って、図面を発掘して、スケッチブックを見返したりしていると、「そんな落ち込むほどでも無いでやんす」という気持ちが湧いてきます。その時々で、ちゃんと頑張ってきたのだ、きっと。足りないところは多かれど。

というわけで、最近なんだかサラッとカラッとした気持ちです。気持ちがいい。不思議。
あと、こいつぁもう一生消えねえだろうな、と思っていたクマが消えてきました。睡眠万歳。寝れる。寝れるぜ。

ウワアアア元気~~~元気になってきた~~~寒いけど~~~~~!!!!!



さて…マジでそろそろ振り返るものが無くなってきたので、なんか考えなければ…誰かと美術談義でもするか…だめだ…それは喋りたいだけだ…。


とりあえず、取り急ぎうちのばあちゃんと気兼ねなく喋るため、感染対策にかぶれる段ボールロボットをつくろうと思います。自分を段ボール内に隔離した状態でばあちゃんと話そう。そうしよう。(なんでやねん。)



祥子さんに質問をしよう~




くそ!思いが伝わらない!!(なんの思いか)


腹いせに…エディパつながりでサラッと質問を増やしておきます…(腹いせとは)



問21 いわゆる「普通の女性」のミランダ役、めっちゃ難しかったと思うんですけど、
気を付けたところを10個教えてください。



10個も聞けば~!いくら私でも~~!!演技上手くなる~~~!!大根も美味しくなる~~~~!!!!!(色々包み隠さなくなってきた)

あっでも無理のない範囲で…良いんで…(イエスアイムチキン)


そんな訳で今週もありがとうございました。
おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。




 

冗談交じりでウインク投げたら打ち返されたよ

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん


種子島~♪

っていうのは忍たま乱太郎のエンディングテーマですが、

種子島行きたい。色々落ち着いたら。

はやぶさ2のカプセルが帰ってきましたね~!
初代のはやぶさをリアルタイムで応援し、プラネタリウムを観ては泣き(5回くらい観た)帰還時にウーメラ砂漠上空で火球となって消えていくはやぶさを映像で観ては泣き、カプセルの全国巡回展を見に行っては泣き(なぜそこでも泣くのか)完全に私の青春の1Pです。(青春とは)ちょうど初代が帰ってきた年は年に1回しか公演打ってなくて、6月に余裕があったんだなあ。懐かしい。「粒子めっちゃ入ってたよニュース」見て何とも言えない感極まった気持ちになりました。なんもしてねえのに。めっちゃ好きってだけなのに。(笑)

種子島宇宙センター行ってみたいな~。
あと種子島はネジ発祥の地ですからね!
ナグリは友達の伊藤としては一度行っておかないと!!

若狭姫伝説:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E7%8B%AD_(%E5%85%AB%E6%9D%BF%E6%B8%85%E5%AE%9A%E5%A5%B3)

書かれていないことが多すぎて、行間が埋まってなさ過ぎて、気になる。
ポルトガルで何があったんだろうな。そんで何で一年後に帰ってこられて、
そのまま偽りの葬式をして、件のポルトガル人は涙も流さなかったんだろうな。
そもそも本当に嫁いだのか?ネジの秘密と引き換えに?ほんとに??
修行しに行ってたとかじゃなくて?




何があったかは想像するしかないけれど、私の手元にネジがあって、これで大道具作れたりするのは若狭さんのおかげなのだ。ありがとう若狭さん。ネジめっちゃ便利。(浅い感想を添える)


エディパの話しようかな~と思いつつ、
超然ゴーインダウンのスケッチブック出てきたから、しょうもないスケッチにツッコミでも入れようかなあと思いつつ、ちょっと!今週!バタバタしているので!!

絡繰機械’s的「これがあれば大抵のもん作れるよリスト」を紹介します。



木材




■コンパネ(1800㎜×900㎜×12㎜)
平台の乗り面とかに使えます。
というか、稼働台も、嵩上げ台も、人が乗るものの乗り面は全部コンパネでOKです。
「合板」といって、木の繊維を縦横互い違いに重ねて貼り合わせ、折れたり割れたり曲がったりしにくい強度を保ってくれる板です。カットしたいときはホームセンターでパネルソー頼むのがお勧め。

■ホワイトウッド(もしくはSPF材)
2×4(ツーバイフォー材)と呼ばれるものです。
2inch(38㎜)×4inch(89㎜)。なんか他の木材は㎜表記なのに、ホワイトウッドだけinch表記なんですよね~。長さも6F(フィート)とか12Fとか。ちなみに12Fで4mくらいです。大量に使うときは12F買って、これもパネルソーでカットしてもらって乗用車に乗せて帰るのが安上がりです。
平台の嵩上げ部分に使ってます。
あと、稼働台とか、とにかく荷重のかかる構造物の基礎部分は全部これでOKです。丈夫だし、面取りしてくれるくらいきちんと加工されてる材なので、反りが少ないものが多いです。(多少はある)
ちなみに木材の反り確認する方法、ホームセンターでやってるとプロっぽくてこなれた雰囲気を醸し出せて楽しいので、すごく説明したい。(絵が下手で上手く描けなかったからできない)(かなしい)

■角材(30㎜×40㎜×3640㎜)10本束
赤松材とかドド松材とかその辺が多いかなあ、という印象です。
「30・40の角材」と呼んでます。1本売りもしてるけど、角材なんて山ほど使うから束で買った方が後悔しない。失敗した時のことも考慮して予備分も賄いえる。
ホワイトウッドで構造作って、板同士の固定とか、荷重がかからない場所をくみ上げるために重宝します。あ、パネル立てる時とかに使う人形も、角材のみでOKです。

■薄ベニヤ
店によって厚みが違いますが、階段のけこみ隠しとか、稼働台の装飾の下地とか、ちょっとしたときに使います。荷重をかけることは出来ないけど、安いし加工しやすいし便利です。3㎜以下ならカッターで切れます。

ネジ




28㎜
32㎜
58㎜
75㎜

この4種があれば大抵のもんは作れる、と思います。箱で買ってOKです。
ネジは鉄とかクロームとかユニクロとか、スリムネジとか木割防止ビスとかなんか色々あるけど、別に一番安くて大量に入ってるやつで困ったこと無いので大丈夫です~。ビスは安くても大丈夫。インパクトドライバーのビットはちゃんとしたやつのが断然良いけど。

消耗品




■厚手両面テープ
前から不思議だったんですけど、なんで演劇の人って麻雀言葉使うんですかね…?
「リャンメン」って言われたら両面テープの事です。両面テープって言って欲しい混乱するから。対面のことも「トイメン」って言うし。どうでも良いけど珍しすぎて上がったらしぬといわれてる九連宝燈出した人って意外と周囲に一人二人いますよね…?超生きてる…良かった生きてる…そのまま生きてくれ…話がそれた…。
人手が無くて一人作業するときに便利です。押さえて貰わなくて良くなる。
ん~まあ貼りっぱなしだと多少仕上がり時にぐらつきが生じるのが玉に瑕ですけどまあ!気になるほどじゃないんで!

■養生とか黒ガムとかビニテとか
良いから買っとけって…絶対使うから…。


電動工具




■丸鋸
丸い鋸がぐるんぐるんして木材をカットする電動工具。
■ジグソー
刃上のブレードが上下に激しく動いて木材をカットする電動工具。

■インパクトドライバー
インパクト付きの自動でくるくる回るドライバー。めっちゃネジ回せる。

墨だし道具




■鉛筆
鉛筆で良い!鉛筆が一番!!
なんか便利なホルダーとか折れない現場用シャーペンとかあるけど、
鉛筆で良いから!鉛筆最強だから!!あと墨ツボとか使ってる人カッコいいな~良いな~て思うけど、思ってる間に鉛筆で線ひいた方が早かった。かなしい。

■1m定規
1m定規便利です。ちょっと高いけどあった方が良いです。

■スコヤ
材料に対して垂直に線が引けます。
これは!絶対に!あった方が良い!!小さいのでも良いので!!

便利なもの




■直角クランプ
検索してほしい。超便利。超☆便☆利!!

■紙やすり
ちょっとしたバリ取りに使うので、60・180・320くらいあっても良いかもしれません。
ちなみに磨き上げるなら480・600・1000・2000と続けてください。



うわ、結構な文字数になっちゃった。
こんだけあれば!(こんなになくとも)
大道具の大半は作れます。
分かんないけど構造物作るときに一番迷うのって、どの木材選ぶかってところな気がする。
いっぱいあるもんね。種類も値段も。
でも3種類!コンパネ・ホワイトウッド・角材だけあれば何でも作れますので~!!
あと本気になれば図面もエクセルでも手書きでも引けますので~!!
三角法だけ知っとくと便利です~。


そんな訳で今週はちょっと箸休め的に材料の話。
この話マジで私だけがめっちゃ楽しいし5時間くらいこれで酒飲めるのだけど絶対誰も楽しくない気がする…申し訳ねえな…。

市野に出来たカインズホームに偵察に行きたいので、行ったらまたどんな特色かまとめよう~楽しみ~ホームセンターめっちゃ好き~。


祥子さんに質問を~

まるで過去にやったことがありそうなタイトルとキャッチコピーを考えて貰って、
あわよくば「これいっそ次回公演にも使えそうですね!この芝居したいな~!!」みたいな風に持って行って打ち合わせを効率的に進めようと画策なんてしてませんので一応!あわよくば!あわよくばです!!嘘です気楽に考えてください、あ、ちなみに大根って好きですか?(突然の質問)










お気に入りのランニングコースがあるんですが、ランタナ夏前からずっと咲いてる気がする。なにあなた…年中無休なの…?
と思ったら実つけてた。びっくりした。謎の花だなあ。(しかし可愛いので好きだ。)


そんなわけで今週は駆け足ですみません。ありがとうございました。
おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。



 

白黒の駒をくるくる回すと虹色になるから不思議だ。

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん


駒を回すのが得意な方です。
あと折り紙。
あとぷよぷよ。

人生の役に立たないもんばっかり得意だ。


あと砂漠のホネとエディパの靴出してないくらいで真剣に美術の残りが無くなってきたので、趣向を変えて今日はとあるイベントの話をします。


絡繰機械’sの稽古場は、ゆりの木通り沿いの万年橋パークビルという立体駐車場の8階をお借りしています。
とっても広いので走り回ることもできるし、ホール公演の時も実寸で舞台を組んで練習が出来るし、美術の叩き場にも困らないし、なんなら8階にそのまま舞台を組んで公演までさせて貰ってます。ありがたい。ああ、ありがたい。

万年橋やゆりの木通りには、いろんな人が集まります。我々のような劇団や、建築士、イラストレーター、デザインユニット、写真家、劇作家、料理が得意な人、プリン作る人、コーヒー淹れる人、燻製する人、音楽が好きな人、絵が得意な人、なんか変な人、ちょっと変な人、すごく変な人、大学生、近所の塾の高校生、隣のコンビニの店員さん、駐車場のおじさん、色んな人がいます。すごく珍しい場所だなって思うし、自分たちもそこへ関われている事にウキウキします。芝居を通してジャンルの違う色んな人に会えるって非常に楽しい。


(ところで全然関係ないんですけどなんで舞台用語ってちょいちょい物騒なんですかね…?
美術製作場所の事を「叩き場」って言うし、
トンカチの事「ナグリ」って言うし、
固定することを「ころす」って言うし(オッケーそこ殺しといて~ ういっす~ みたいな用法)、
なんで…誰が言いだしたの…?歴史を知りたい…。)


そんなゆりの木通りで、12/19に「ナイトブティック」というイベントが開催されます。
詳細はこちら(万年橋HP):
http://mannenbashi.blog.fc2.com/blog-entry-687.html (イベント詳細)
http://mannenbashi.blog.fc2.com/blog-entry-686.html (参加店舗一覧)

19日って意外とすぐじゃんよ!!ってことで、チラシつくりをほんのり手伝わせて貰ってきました~。楽しかった~。




隣の可愛い女の子は万年橋の広報さんです。かわいい。はあかわいい。
最初に万年橋で会ったのは、確か彼女がまだ10代の頃ですが、なんかその場にいた友達と突然蛍が見たくなって、夜中にくんまの里まで連れ出したな…誘拐やんけ…。
年々逞しくなってコロコロ笑う姿をよく見るようになって、きゅんさんは毎度胸がキュンキュンしている。(ほんわか女子に弱い伊藤)



そして写真撮ってくれたのは万年橋1階にあるコミュニティスペース「黒板とキッチン」(HP:https://kokubantokitchen.wixsite.com/bbandk)のスタッフさんです。(黒板とキッチン、現在は土日のみの営業ですが非常に面白い場所なので、もし良ければHP見てみてください~)
このスタッフさんは、もう10年前くらいから知っているのに見た目が全く変わらないので化け物の類かと疑っています。(褒めてる)手先が器用で、気が付いたらめっちゃ絵が上手いし、このチラシに押してるスタンプも消しゴムを削りだして作ったそうです。え…?器用過ぎない…??

検温して消毒して消しゴムスタンプをペタペタ。(一個上下逆に押したのは私です)(ごめんなさい)役に…役に立てることがあれば…!!私万年橋好きだから…!!

「ナイトブティック」というのは、ざっくり言うと、バラを持ってゆりの木通りの参加店舗を少し夜遅い時間に回れるイベントです。参加者のしるしが赤いバラ。持っててもいいし、髪に刺しても良いし、ブローチにしても良い。おっ…おしゃれ…!!
確か今回で6回目だったはずですが、毎回受付で生花を頂けます。良い匂いする。あと参加店舗のマップ貰える。「こんな店あったっけ…!?」って発見が毎回あって、冒険してる気持ちになれる。

買い物っつーとついついイオンとか行っちゃうんですが、ゆりの木通りは知られざる素敵なお店が沢山あります。カギヤビルとか入ったこと無かったけどめっちゃ面白かったしそもそもあのビル使って芝居とかできそう。楽しそう。てゆうかヨーロッパのアンティークの店できたとか知らなかったんだが!超行きたい!アンティークとかずっと見てられる…あと帽子が欲しい…チラッと参加しに行こうかな…。

あと全然関係ないですが、こないだ知ったんですけどゆりの木通りに長坂養蜂場の店舗が出来ると聞いて大変テンションが上がってますウワアアアアアはちみつ~!!!!!はちみつ好き~~~~~!!!!!

そんな訳で、大事な稽古場のある万年橋のあるゆりの木通りで開催されるイベントです。
お時間がありましたら、感染対策を万全にして、風邪とかも引かないようにあったかくして是非。




ところで最近の大根ですが。




もうこうですよ。


え…あなた一か月前くらいまで…





こんなんだったよね…??




すごい…太陽と土と水があれば…命は育つんだなあ…(謎の感動)


でもいつ収穫できるんだろう。そもそも大根の太さってどう確認すればよいの?掘り返せばいいの?でも掘り返して埋め直したら育たなくなる気がする~なんとなく~。

てゆうかこの「もっさあ」とした葉の下はどうなってるんだ。生えすぎだろ。大根の葉ってこんなんだっけ?もっと控えめじゃなかった??

と思って、下をね、覗いてみたんですよ。葉の下を。




おっ…





おおおおおおまえ~~~~~!!!!!
えっなにおまえそういう育ち方するの!?(゚Д゚;)


えっ



えっ?上半身出てるの?ホントに??




寒くないの??




えっ えっ (戸惑いが止まらない)
ウワアアアアア土が足りなかったとしたらごめんな~~~~~!!!!!
畝の高さ足りなかったのかな~~~~~!!!!!




って思って調べてみたらマジでこういう育ち方でした。
ちょっと…笑えるからやめてほしい…ちょこんと顔出さないで可愛いやめて可愛い顔とか付けたい。




かわいい…もう食べれない…(食え)

あっ!だから大根って上の方ちょっと緑なの!?マジでか!!もう一息で葉っぱになるからだと思ってた!!(盛大な勘違い)

そんな訳で今5㎝幅くらいなのでまだまだ育ちます。



余談




袋井で遠州三山ライトアップやってたので行ってきました。








目の霊山「油山寺」って初めて行ったんですが、めっちゃ綺麗だったしあの寺…めっちゃ良い…昼間にも行きたいな…!!
あとそんな混んでなくて良かった~。


綺麗なものを見るのが好きです。キレイじゃないものも好きだけれど。
自分は何を綺麗だと思うのか、自分で決めることが出来て、それを存分に味わうことが出来るというのは、この上なく贅沢です。美術に生きると良いな~。
LEDの照明に照らされた風景は本当に美しくて幻想的で、全力で語彙を喪失しました。

「わーーー!赤ーーーい!」
「うわーーー青ーーーい!!」
「緑~~~!!すごい緑~~~!!」

とかしか言ってねえ。求む表現力。
こんな照明見れつつ音楽流れつつ物語にも浸れる演劇ってめっちゃ贅沢だなって思いました。
今週末までやってるようです。うあ~~~もっかい見たいな~~~可睡斎と油山寺は行ったから、法多山行こうかな~~~荘厳そうだし境内広いから多分めっちゃ綺麗だ~~~うわ~~~行きたい~~~。


そんな感じで折角の期間、普段観られないものもいっぱい観て、心を豊かにしときたいと思います。あと隙を見てふざけたい。

そんなわけで今週もありがとうございました。



かっこいいブロッコリーの写真で締めたいと思います。



(iPhoneの限界を感じてきたので私は決めた、星空とかもとれる一眼レフを買う。)

おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。
来週は頑張ってエディパの美術の話書けたらいいな~。



 

岩が転がるロックンロール

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん


即決ロックンロールをまだ出してなかった。
カラクリと言えばロック。ロックと言えばカラクリ。
社訓ならぬ劇団訓は『ロックであれ。』(ちがう)
そんなbe rockな劇団ですどうも。(ちがう)





でもこんな感じです。わ~ロック~。

絡繰機械’s第10回公演『即決ロックンロール』






【公演詳細はこちら】
http://www.karakurimachines.com/contents/histories/sokketsu


あらすじ:
レコードは回る。地球も回る。そんな世界に目が回る。
揺れろ。転がれ。ロックンロール。

 「熱く激しくクダラナく」をモットーにスピード感溢れるダイナミックな芝居を作り続ける絡繰機械’sの最新作は、その名も「即決ロックンロール!」。ついにヤッちまったか的そのまんま感、しかしやはりカラクリといえばロック、ロックといえばカラクリなのであります。
 といっても、ありがちなロックバンドのサクセス・ストーリーなんかじゃぁございません。絡繰機械’sらしい捏造世界で揺れて転がるロック魂、巨大な運河建設に賭けた一人の男の物語。シャベルやツルハシ振り回し、土にまみれた荒くれどもがロックを叫んで進むのです。進んだ先になにがあるのか、それは見てのお楽しみ。
 ロックの先人達に敬意を表しつつ、日本で最もロックが好きな劇団(当社比)が贈る怒濤の肉弾戦は、市内はもちろん県外からの強力な助っ人も入ってヒートアップ!
 芝居なんか興味ネェ!って言う方にこそぜひ見ていただきたい夏の終わりの大騒ぎ。こんな時代にあえてのロック、とにかくロック。そのパワーとともに突き進む1時間半、揺れて転がってお楽しみください!




図面などを引っ張り出す








図面がちょっと分かりにくかったので、3秒くらいで殴り書きしました。

こんな。

あと、


建て込み時の詳細も作ってました…えらい…。



床に敷いてあるレコードのデザインは



こんな。
めっちゃめちゃ大変でした…。
文字と模様全部原寸大で印刷して、赤く塗装した薄ベニヤにマスキングテープ貼ってその上から手動で印字して、カッターで切り抜いて上から塗ったんですよ。ステンシル的な。
すげー…すげー頑張ったんだけど悲しいかな、舞台セットの床の造形物は芝居見てる時ほとんど目に入らない。
いいんだ…レコードの上で揺れて転がって歌って踊る人々って言う概念だから…これは…。



奥のDJブース、重要な役割があります。
こいつは4分割でバラせるように作ってあって、カラクリがよくやる「シーンごとに動く大道具」扱いです。

DJブースがあるときは、



DJがDJしてたり、


世界ロックンロールサミットの会場だったり、


会議の場だったりします。



DJブースが無い時は、


運河建設の現場になったり、


岩山を砕き、掘り進めているシーンだったり、


後ろの階段が見えることで、奥へと続く道を想像できる感じになります。



そんなわけでめっちゃ重要だったので、地の色もまずは絵の具で「こんなイメージ」ってのを作って、



それが通ったらどんなデザインにするか出して、


文字はそんな書体なのか、顔は具体的にどの位置にあって目はどんくらいの大きさで飛沫の飛び散り具合はどんなで…みたいな細かい打ち合わせを重ねました。


もうね、ファイル名が「DJブース_こんどこそ」とか「_これでいきたい」「決定」「決定2」「決定3」「決定させてくれ」「これでだめならもうむり」とかになってたもん。(隙あらばふざけていくスタイル)

でも重要な役割を担うものだったので、せめて頑張って作らないと。


ちなみに役者が座ってる岩、発泡スチロールで作ってるんですけど、
我々発泡スチロールで岩作りすぎて、「劇団対抗発泡スチロールで岩作り大会」とかあったら全国大会行けるんじゃないかと思う。どこか開催してくれ。



このお芝居、カラクリでは珍しく映像が使われていまして、

DJがDJしてるときの背景はもちろん、





黒板消しとか


百人一首とかも映せました。
…え…?そんなシーンあった…?全然思い出せない…こわい…。



あと謎のロックンローラーらしきユニットのヴィジュアル映像が映し出されたり。
この背景映像の恥ずかしさと言ったら!無かった!(笑)あれもこれも夢じゃないからその手でドアを開けそうだったもの!ウルトラなソウルが恥ずかしかったもの!


そしてさらにどうでも良い話なんですけど、このお芝居全員男役前提だったので、
髪が長い子は後ろで縛るかショートヘアのウイッグを被ってたんです。
で、


この子(当時の新人さんだったなるちゃんです。愉快な子です。)がこうやって転ぶシーンのあと、


この会議のシーンなんですよ。

練習中ずっと大丈夫だったのに、本番で転んだ時、

落ちたんですよ…ウイッグが…床に…。

大抵こういうアクシデントは本番に付き物です。
何か起こると役者たちの頭はものすごい速さで回転します。遠心分離機くらい回転します。

どうする…どうする…!?かぶり直せるか…?いや!この後会議のシーンだから大道具の移動がある、そのタイミングをずらすわけにはいかない、だとすれば移動後の座るまでの間になんとかするのが得策、しかしショートのウイッグなだけあってどっちが前か一瞬では判断できない、もたついたらさらに目立つ、隠し持っておくにもどこに…?しかもウイッグ被るために頭にネット被ってんだよ…目立つよ!風呂上がりのお婆ちゃんみたいだもん!どうする!これ…どうする…!…………周りにはどうにもできねえ!がんばれ本人!!!!!

ってのが0.1秒くらいで全員の頭の中にズワンッっと回ります。

いや~…たぶんね、正解は「座ってからゆっくりとかぶり直す」で良いんですよ。
でも、このシーンは市長(白いシャツの祥子さん)の演説のシーン。
市長を見せたい。周りに座ってる人達が目立ったら駄目だ。動いたら目立つ。しかも客席はおそらく「あっ…ウイッグ落ちちゃった…どうするんだろ…」って思ってるはず。


考え抜いた彼女は、多分信じることにしたのだと思うんです。祥子さんの演技力を。
仮に自分がネット頭のままこのシーンに出続けたとしても、看板女優はきっとこの長台詞でお客さんを惹きつけてくれる。その最中にごそごそ動いて下手に目立つべきじゃない。

そう考えたのであろう彼女は、大道具を完璧なタイミングで移動させ、
周囲との息を合わせ練習通り座った後にそっと、客席からは見えない位置にウイッグを置きました。

自分の、膝の上に。




ウワアアアアおめェ…おめェは…!役者の気持ち!!考えて!!!!!
膝の上にもさっとした毛をのっけながらじっと自分の方見てる役者を真剣に見つめながら長台詞言う役者の気持ちを!!考えてあげて!!

笑うわ!!!!!


いや…マジで…よく笑わずに長台詞言い切ったなって…さすがだなって…思いました…(そこでか)

ちなみにこの即決ロックンロール、動画企画やってたみたいで、
Deep purpleのBlack Nightのイントロに出演者が各々歌詞をつける、という動画がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=1Abcb6KN_Zg




さっき見てみたんだけど、「みんな…つかれてんだな…?」って思うようなひでえ出来(褒めてる)で笑っちまいました。すげー…すげーくだらないの…びっくりした…(笑)



あとこれは周囲に嵌められてperfumeのチョコレートディスコを歌って踊らされる直前の私です。(どうでも良い情報を重ねていくスタイル)


ではでは、レコードの上でツイストを踊る方々の写真でお暇したいと思います。


今週もありがとうございました!
おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。



 

行き詰まったら本を見る。

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん


デザイン書を見るのが割と好きな方です。
ホントは画集とか見て「わあ~素敵~」とか言えるようになりたいのだけど、
絵画はまだ…楽しむのに自分の教養が足りなくてですね…。
でも勉強しようかな。写真と一緒で物体の構成とか風景の切り取り方とか、きっと美術の参考になるのだと思う。

ちょっとここ数日あまりにもバタバタソワソワしてしまって心の余裕が地球に対しての浜名湖くらいしか無いので、今日は美術に行き詰った時に何となく眺める本を並べ立てます。
余裕はないけど浜名湖なので鰻とかシラスとか住んでます。

デザイン「あ」




あの有名な教育番組 デザインあ の本です。
これは行き詰った時にめっちゃ良いです。
「あっ、そうだった、困ったときにはそうするんだった」って事がゆっくり順番に書かれていて、「~してみる」を一個ずつ試していける。助かる。
ちょいちょい色んな美術館で「デザインあ展」やってますが、まだ行けたこと無いんですよ…超行きたい…。

「けっきょく、よはく」「デザイン力の基本」





この手の本、気を抜くと増えていくんですよ…。
一個も案が通らなかった時とか、なんも思い浮かばなくなった時に、めちゃめちゃ落ち込みながら買います(笑)
私はプロダクトデザイン科出身なので、椅子の写真集とか延々眺めてられるし家具屋とか行くとずっと見てられるし、IKEAなんてもう住めると思ってるんですけど、
グラフィック的な視点が無いと、どうにも超えられない壁を毎回感じます。
すげー余談ですけど、デザイン学校とかでインテリア・プロダクト系クラスとグラフィック系クラスってなんかこう…相容れないんですよね…思考の組み立て方が真逆で。
個人としては仲良く出来るけれども、一緒にプロジェクトとかするとなんかケンカする。
そのケンカも含めて楽しいんですけどね。
空間デザインの雑誌でも買おうかな。ちなみに私ブランド物はヴィヴィアンウエストウッド一択で他は1㎜も興味が無いんですが、ルイヴィトンのウインドウディスプレイは毎回美しくて感動してます。百貨店で扱われる空間デザインを眺めるのはとても楽しい。


「生きる力」




挟土秀平さんの作る壁が好きです。
マジで語彙力無くて申し訳ないんだけどめちゃめちゃかっこいいの。めっちゃめちゃかっこいいの。飛騨高山に行きたい。ペガサスが高い山を飛んでいく飛騨高山。岐阜ワァオ。

「三角形」




私は過剰装飾を愛しがちなので、ついつい空いてるスペースがあると「あつ、埋めなきゃ」と焦る方ですが、ここ数年のカラクリの美術は削ぎ落して削ぎ落して抽象性を高めるみたいな方向なので、私は毎回迷走しています。シンプルな表現を覚えねば…と思って買ったやつ。思いのほか面白くて、脳を落ち着かせる絵本みたいな役割を担っています。脳内物質を本でコントロールしている…。


「モノサシに目印」




これね!面白かったです。こう…ちょっと洒落てるんですよ。デザインあに近いんだけど、そこにもっと作者の個性混ぜ合わせてきたみたいな感じ(どんなだ)
文章のないエッセイみたいでした。「なんか…機能的には満たしてるけど、かっこよくならねえなあ…」って煮詰まり方をしたときに眺めます。


「音の結晶」




これなんだったっけ確かシュバダバの時に模様考えようとして、行き詰ってなんも出なくなったから、「コンセプトから入るとかもうどうでもいい…何か何でもいいから面白そうな形を幾つか見せてくれ」って思ってちょっと高かったけど衝動買いをした。
自分の中にそもそものストックが無いと模様なんて思いつかないわ。
これも眺めてるの楽しいです。目ェ回ってくる。

「PLUS EIGHTY ONE」




雑誌です。私は建築も好きだしプロダクトめっちゃ好きなので、ついついCASAとかAXISとか買いがちですが、この雑誌は見てると「うわあ~~~」ってなる。(語彙)
ウキウキする。グラフィック的だしプロダクト的だし見ててときめく。「うわああ~~~~~」ってなる。(語彙)




祥子さんに質問を~~~




いや、序盤の大喜利選手権があまりにも見事だったので、「オッケ分かったこれはそういう遊びなのだな!」と解釈した私が通ります。

ホントに聞きたいことほど、ちゃんと聞くのは難しいものですね。
それでも真摯に答えて貰えるというのは大変に嬉しいことです。
大喜利っぽい座布団でも今度作って送り付けますね(迷惑行為)

演技で質問したいことなんてマジで星の数ほどあるし、きっと一生そうだろうなって思うし、見事な大喜利が返ってきて一笑いした後、「くそう、筋トレするか」ってなるのが決して嫌いじゃないので、また恥ずかしげもなく質問をします。座布団大量生産しなきゃ。


そんな訳で今週もありがとうございました。
おやすみなさいませ~いってらっしゃいませ~。



 

間違えちゃったらポスカで塗りつぶして、まるで模様のように扱っておく。

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん




部屋の片隅から「シュバダバ」のスケッチブックが出てきましてね…。


シュバダバの美術思い返した時には見つからなかったから、確か図面だけ載せたんでした。


もう…表紙のウカレポンチ具合よ…。


そんなわけで久しぶりにスケッチでも振り返るかって思ったんですけど、
どうやらこの時、劇団員総出でチラシのデザイン会議をしてた時代の模様。そんな時代もあったな。
どんなデザインにしようか~、とか、キャッチコピー何しましょう~とか考える会議です。
みんなでキャッチコピー考えた記録が丁度スケッチブックの最初の方に載ってたんですが、あの、あのね、あの、ひどいの。すげーひどいの、発想が(笑)

そんなわけで私が何かしたわけではないけども、記録に残ってたので振り返ります。
絡繰機械’s第12回公演「シュバダバ」のチラシキャッチフレーズ会議を。

その前に。




【公演詳細はこちら】
http://www.karakurimachines.com/contents/histories/shubadaba


あらすじ:
最優秀賞と主演男優賞を受賞した昨年のはままつ演劇・人形劇フェスティバルから約半年、その間もナンやカンやと精力的に活動を続ける絡繰機械’sの満を持しての第12回公演!ブランケットが欲しかった前回公演とは打って変わって、熱さ全開・パワー全開、団扇が必須の真夏の物語は、絶海に浮かぶ流刑の島を舞台にシュバ〜っとダバ〜っと広がります。

個性溢れる俳優陣には新人たちも加わってますますパワーアップ! 公演の度に新たな世界観を構築する唐津匠の脚本とそれを体現する舞台・衣装・音楽・照明etc…すべてひっくるめてカラクリマシーンズ、どこをとってもカラクリマシーンズ。
時には穏やかな波のように、時には激しい嵐のように、目まぐるしく展開するカラクリワールドに、この夏その身を任せてみよう。




ついでに美術はこんな感じですが、メイキングに作り途中の写真あった~前回載せとけばよかった~。






この模様好きなんですよ、なんか、うにょうにょした模様。波っぽいし雲っぽいし風っぽいし丁度良い。しかも白地に黒なんだか黒字に白なんだか、どっちかがどっちかを飲み込もうとしているのか、もしくは互いに混ざり合おうとしているのか、判然としないところが良い。



後ろのゴム、緩んじゃうとカッコ悪いので結構な強さで張らなきゃいけなくて、設置が恐怖に溢れてた記憶があります。飛んで来たら大怪我をするというすさまじい緊張感だった。


役者の通り道から見るとこんな感じ。ここを駆け抜けたり、ゴムを割って舞台中に入ったりします。楽しかったな~。





あとこのかぶちゃんめっちゃこわいし、この小道具の生首いまだにカラクリの倉庫に鎮座しているので夜中に見ると恐怖オブ恐怖。

本題。





チラシに必要な文章の説明も聞き、

こちら最初の打ち合わせメモ。



タイトル:シャバダバ


違うね!?間違えてるね私!!

だからこの表紙変なとこに塗りつぶした三角形みたいのあるんだね!?




ちなみにこの時点での我々の情報は上記と、

流刑の島へ一人の女(実在した女性飛行士がモチーフ)が偶然流されてくる、

ってとこです。

そんなことを踏まえてですね、当時の劇団員が総力を挙げて出した案がこちら!!!!!



さて…どっから行こうかな…(苦悩)

まずね、こういう会議するとき、カラクリだと長時間やるんですよ。19時から初めて23時くらいまでかかったりするの。だから初めの方わりとまともな案が出てても、後半どんどん意味分かんなくなってくの。しょうがないの。もうね、しょうがないの。眠いの。でもがんばりたいの。

そんな訳で以下発案者に敬意を表しながら、あくまでも個人の感覚で丁寧に対応していきたいと思います。

・え、これ食える?
いや…うん、分かるよ、分かる。流刑の島だもんね。食料自分たちで調達しなきゃいけないもんね。カッツカツだもんね。でも食べないで。芝居終わっちゃう。食べないで。

・誰だあれ?
うん、そうなんだよ、そういう感じで芝居は展開していくと思うんだけど、違うじゃん。キャッチコピーじゃん。もう一声欲しいよ~。キャッチ―なコピーが欲しいんだよ~。

・沈んでドゥワップ 流れてシュバダバ
おお!潔く溺れて潔く流されて来たっぽくて可愛げがある。
でも確かこの時「夏だし暑苦しい芝居を」みたいなコンセプトだったんですよ。もうひとこえバカらしさと明るさみたいなのが欲しいですよね~。

・僕達はここにいる 僕達は犯罪者~
なんか…バトルロワイヤル思い出した…なんつーの…なんか…

・私達は犯罪者 全員何かの罪を背負っている~
はずかしい!!!なんか!!!何でって言われると困るけど!!なんかはずかしい!!ごめん!!!!!


みたいな会議をします。

そして夜も更けグダグダになってきた案がこちら。


・出られねえー!
うん…そうだね…流刑の島だからね…。

・もう何年だっけ?
もう井戸端会議だもの。

・この島の大きさなんて分かんねえよ!
キャッチコピーだっつってんだろ!

・in the blue
お…おう…

・in the sky
ぅおおおやだよう!爽やかな横文字がキャッチフレーズのカラクリの芝居とか恥ずかしいよう!なんか多分水彩っぽい薄い青色に溶けていきそう虚空を見上げがち祥子さんの写真とか使われてそうだけど恥ずかしいよう!やだよう!

・今日のシュバダバ
だから…キャッチコピーと…

・波乗り男
男と書いてジョニーと読まれそうでいやだしカラクリとサザンってなんか相容れなさがすごい

・よっしゃいくぞー
明るくて元気で素晴らしいけどなんか…この…なんか…体育祭かよ…!!

・サンライズ
今気づいたんですけど、たぶん一個前辺りで「もうちょっと明るい方が良いかも」みたいな流れになって明るさを捻り出したらこんなことになっちまったんだと思うんですよね。

・勇猛果敢
芝居のチラシ貰ってキャッチコピーこれだったら逆に私二度見するわ。

・井の中の蛙大海を知らず
急に…!?あ、たぶん、「明るさってそういうことじゃない」的な補正が入ったんでしょうね…。

・ウォンテッド
うあ~分かる~~~言わんとしてることは分かる~~~でももう一ひねりほしい~~~

・快感大陸
何がどうしてそうなったっていうかこれ言ったやつ誰だよ!いやだ!なんか…いやだ!!そのチラシ載りたくない!!(笑)

・サーベルタイガー
え…なん…なんで…いるの…?つくるの…?小道具…??

・人生山あり谷あり波乗りあり
あっ、なんかようやくそれっぽいやつ出てきた!嫌いじゃない!軽さが良い!!


そんなこんなで




紆余曲折の末、

・青い空、白い雲、輝く太陽 シュバダバ~

になりました。なんか確かあまりにも我々からロクな案が出なくて、最終的にさらっと唐津さんか祥子さんが考えていたと思う。




すげー長くなっちゃった!!(゚Д゚;)
でもすごい…すごい楽しそうな劇団感を我ながら捻り出せたと思う。(楽しそうとは)

そんな感じにキャッチコピー考えるのにも全力で臨んだシュバダバでした。ツッコミ力が欲しい。


祥子さんに質問をしよう~




えっ…かわいい…あうん…あう…あう…ん…?

吽に角生えてる。

えっ…?あいつ…えっ狛犬って…角…えっ…一角獣…?犬…えっ狛犬って…何だっけ…?(ゲシュタルト崩壊)

でもかわいい。ピアスにしたい。あいてないけど。



うお~質問~~~どうしようかな~~~質問~~~せっかくキャッチコピーの話したしな~~~。


問21 カラクリでたまにタイトル会議をしますが、まるで過去にやったことがありそうなタイトルとキャッチコピーを捏造してみてください。


「あれ…なんか15~16回公演とかそんな芝居しなかった…?したかも…え??したよね??」とか架空の思い出に浸りたい。(なんの願望か)

たぶんめっちゃ難しいと思うんで一か月くらい寝かしてもらっても大丈夫ですので!!




そんなわけで今週もありがとうございました。
おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。



 

「あ」は開いてるだけじゃないし、「うん」は閉じてるだけじゃない。

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん


阿吽像の元になった金のう〇この話が途中だった。





はい!こちらWikipedia!!

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB

…当時Wikipedia無かった気がするんですけど、
今読んだらめっちゃ笑ったんだが…?

「燃え盛る炎を形象した「フラムドール(フランス語 flamme d'or、金の炎)」と呼ばれるもので、アサヒビールの燃える心を象徴するとされる[1]。」

「垂直に立てるつもりがごろんと寝てしまった。まあ、しょうがないやないかと思いました。」(Wikipediaより)

ゆっ……ゆるい……!!嫌いじゃない……!!(褒めてる)


そして写真からもスケッチブックからも阿吽像見つからなかったのでもう描きました。




こんな感じです。
(実際にはもっと「ぅああああああ」「うんんんんんむ」ってなってたんだけど画力が追い付かなかった)

金剛力士像は美しいですよね。
精密で、力強くて、しなやかで、ちょっと語彙がなくて表現できないんですけど、すごい。生きてるみたいだし、目の当たりにすると緊張するもん。ちょっと肩をすくめて息止めちゃうもん。私、悪いこととかしてないよな、大丈夫だよなって、ドキドキしながら思う。800年前のものなのに。


でも、阿吽の芝居で作ったのはこんな感じです。
一見ふざけてるように見えるかもしれないけど、
手も足もないけど、
「あ」と「うん」の口しかないけど、
名前は「太郎」と「フランソワ」だったけど、
博物館の入り口で、身動き一つできず、鳥のフンが落ちてきても拭うことも出来ず、
隣にいるのにお互いを見ることも出来ず、ただずっと前だけ向いて立ち続けるしかないその姿には、ふさわしかったんじゃないかと思います。この、どことな~く魂みたいな、ちょっとバカっぽい形が。


ちなみに実際の製作物の口の形は鬼ほどこだわりました。
木材で土台を作って、金網で形状を作って、その上から新聞紙を張り子状に重ね貼して塗装する、という作り方。発泡削った方が楽だったかもしれん。
太郎の叫んでる感とか、「あー!」じゃだめなんですよ。
もっとこう、「んぬうあああああああ!!!!!」みたいな感じが欲しい。

フランソワも「うんっ」じゃなくて「むううんんんんんんん!!!!!!!」くらいの気合が欲しいんですよ。そう。気合。世界は気合で出来ている。


これはもっかい作りたいな…ストラップでもつくるか…もしくはピアスでも作るか…?楽しそうだな…真剣に考えよう…個人で楽しむ太郎&フランソワグッズを…。(決して表に出さない)


ちなみに私の好きな台詞ナンバー1は爆弾ハナタレの中にある




違うんすよ…私は中西マニアと言うより、推しているんですよ…推し出しているんですよ、概念としての「愉快な中西」を。(概念とは)

そして「突然中西クイズ」(勝手に命名していくスタイル)を頂いたので嬉々として答えます。

「必死になって何が悪い」はboundaries~花が咲く人~のツクバネの長台詞の一部ですが、うあ~~~~これを~~~~私は~~~~~めちゃめちゃ愛と熱意をもって説明したいのに~~~~boundariesはDVD化されてるから下手に内容言ったらいけない気がする…!!と思って説明が!!!できない!!!!!


…観たくなってきちゃった…観ちゃおうかな…自分の下手くそさ加減にのたうち回りたくなっちゃうかな…あれ…10年前くらいだしな…ふふ…。
いや、あの長台詞、めっちゃ良いんですよ…三部作の長台詞はどれもこれもハチャメチャに好きですが、「必死になって何が悪い」ってもうめっちゃ叫んでるんですよ。めっちゃカラクリって感じしてもうマジでそれカラクリ。(動詞かよ)

そして「うるせーバーカ!」はコンクリートシアターvol.4の「sway」に出てくる、草野柳徹英二子(くさのやなぎてつえじこ)の台詞なんですけど、書いててめっちゃ思ったけどマジで草野柳徹英二子(くさのやなぎてつえじこ)ってどんな名前だよ。不思議を発見したがり過ぎだよ。ちなみに私は草野柳を推しているので、次回公演の打ち合わせのたびに「草野柳出しませんか」と言ってみています。あと一押しで「ギンノイト」にも出れていたと信じている。(そんなことはない)


あの人…どこにでも違和感なく出れるからな…。そんなわけで草野柳は新作のたびに出てほしい人物ナンバー1です。
いや…この台詞…クライマックスで出てくるんですけど、良いんですよ。私がカラクリの芝居が好きなのはおそらくこういうところだなあ、と思う。
くそう!幕が下りた芝居だから説明したいけど内容を事細かに説明していいのか分からないから上手く伝えられねえ…!!!


そんでこれ語らせると私長いですからね!!延々語れますからね!!(゚Д゚;)
自重しよう…この辺で勘弁しておこう…(そっと去っていく)



言葉は完全ではないから、思っていることや考えていることを正確に伝えるのはすごく難しくて、なんなら自分が抱えたモヤっとしたものやズキッとしたものを正確に伝えることはまず不可能で、言葉に出来ないから苦しむのだけど、それを拙い言葉で並べたところで、完璧には伝わらず、距離が離れていくばかりで、それがとても寂しいなあ、と思います。
だからこそ、物語がこの世にあって良かった。
自分とは関係のない誰かが、自分とは関係ない所で言葉にしてくれた時、ようやく「言葉にするとこうなるんだ」という救いが生まれます。普遍的である、という安心と、背表紙をスッと揃えられたような、「あっこういうことだったんですね」という納得。本が読みたい。




自転車に乗る。



友人に「コスモス見に行きませんか」と誘ってもらったので、
磐田から浜松の待ち合わせ場所まで自転車で行ったんですが、
マジで浜松までとか余裕だった…マジかよ…なんなら天竜川渡る道めっちゃ気持ちよかった…。
前回森町まで頑張らせて貰ったおかげだ…迷惑かけちゃったけどありがとうございます…毎度色んな意味で遠くまで連れて行っていただいている。

コスモス畑綺麗だったし、




崩れた形の花に惹かれる。なんだい…どうしてこうなったんだい…。



謎のぼんぼりみたいな植物を発見したし、



煉獄さんみたいな植物があった。鬼滅の刃観たい。

楽しかったです~~~ありがとう~~~。

浜松市美術館でも行こうかな。ついでに姉ちゃんの誕生日にコーヒーミル買わなきゃいけないから遠回りして買いに行こうかな。浜松城公演の近くの八月の鯨にも行ってみたいな~。古書店好きだし映画面白かったしどんな店か気になる…。
法多山のめっちゃ坂を上って鍛えるのも良いな。団子…団子を…食えるしな……あと可睡斎の前のジェラード屋さんが美味しいと聞いたので食べたい(食べたい)
ちょっとずつちょっとずつ、めげずにやっていこうと思います。(めげがち)
うあ~~~今週はちょっと色々書きたいこともあったんですが、長くなっちゃったのでまた来週!書こうと思います!!

そんな訳で今週もありがとうございました。
おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。



 

稽古場日記のネタは早い者勝ちだ

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん






突然ですがこちらの稽古場日記を覚えておいででしょうか。
https://karakuri.hamazo.tv/e8908609.html

祥子さんからなんかケンタウロスみたいな写真が送られてきたので、
全力でボケ倒した回です。

そして答え合わせがこちらです。
https://karakuri.hamazo.tv/e8908609.html


つまりこのくだりで私の侘び寂び力の無さが露呈されたので、谷崎潤一郎の『陰影礼賛』をいい加減履修することを心に誓いつつまだ読んでないんですけど、上の写真の通り持ってはいるから早急に読もうと思う。ちなみに右上に見切れてるのはワンピースですごめんなさい好きです海峡のジンベエ。あの再登場の仕方めっちゃしたい。してみたい。
そんなどうでも良い話はどうでも良いとして、

自転車旅に…連れてってもらいました…!!

えへへ!うふふ!(喜んでいる)

そんな訳で稽古場日記から人が消えていく昨今、旬なネタは早い者勝ちなので、
ナグリは友達、クワは知り合い、自転車は今んとこ前世の友人くらいの立ち位置ですが火曜日担当の強みを存分に利用して今週は自転車旅に連れてってもらった話をします。


日和る。




「ごっ…50㎞くらいで…お願いします…!」

という私の非常に日和った発言を御快諾いただき、
太田川ダムまで行くことになった。
ダム!!行ったこと無い!!そして私は「大量の水」が好きな方だ。
海とかめっちゃ好き。ずっと見てられる。謎にテンションが上がる。
しかも建築も好きなので巨大建造物も好きだ。やったぜ。


私基本的に雨女なんですけど




めっっっちゃ天気良いの。
天気よくてめっちゃ気持ちいいし、こう、爽やか。リア充感がすごい。
なんだ…日頃の行いが違うのか…?神からの愛され度が違う気がする…(壮大な僻み)


わ~~~太陽~~~風も気持ちいい~~~。
コスモス咲いてるもの~~~



めっちゃきれい~~~


めっちゃ



めっ




風が!!つええ!!!!!



割と風の強い日でしたが、気温が丁度良くてすっごい快適でした。


道中





太田川ダムと言えば森町。

森町と言えば神社。

神社漫画と言えば私は「ぎんぎつね」を推しています。
神社の神使が視え、喋り、関わる人達の話。

あと「ありをりはべり」も良いです。地歴部に所属する女の子の話。
小さな神様がいっぱい出てきて、散歩がめっちゃ楽しくなる。

「フイッと現れた神社にフラッと寄る」旅らしく、
めっちゃフラッと寄るんですよ。でも寄る神社寄る神社めっちゃ良いんですよ。

神使がめずらしく牛だったり(写真を撮り忘れた)

高台にあってすごく景色が良かったり(写真を撮り忘れた)

ちょっと裏に入ったらちっちゃな可愛いお社があったり(写真を撮り忘れた)

近くで蛙が日向ぼっこしていたり


謎に統一感のない十二支がいたり


ちなみに私は漫画の「フルーツバスケット」大好きなので十二支に超テンション上がりました。

鬱蒼とした森の中を抜けたら一休さんみたいなお寺があったり、


街の片隅に聳え立つ、静かな迫力に溢れた神社があったり、


これは…冒険…!!

そんな神社にいっぱい寄れたので私は終始目がキラキラしてたはずなんですけど、
多分目が細いから伝わってない。目ェ大きくなりたい。

そして訪れる私のやらかしタイム。




アクティ森で栄養を補給して、太田川ダムまでのこり8km。
「トンネルを3つほど超える」との情報。

トンネル3つね!!

トンネル!

3つ!!

トンネル

トン…





トンネル中々出ない!!あとめっちゃ坂!!!!!ずっと坂!!!!!延々と坂!!!!!

そうか……

ダムって…山の上にあるんですね…?(基礎知識を手に入れた)





ちなみにここで祥子さんの稽古場日記を振り返りますが、

坂道の立ちこぎは「ぐひょーい。ぐ。」らしい。わからん。

わからんけどわからんっていってても出来ないからやってみる。やってるつもり、やってるつもりだ。

ぐっ…ぐぐぐぐ…ぐぐっ……ぐう








はい!これが伊藤です!!ひょーいってできない!ひょえない!!(何語か)

いやしかしそんな伊藤でもギアを一番軽くすればひょえれる。ひょえれるはず。


ぐ・・・ぐぐ・・・ぐ・・・・・・ぐう




「うぐう」





ぐうの音も出ない。(出てる。)


はい!坂道で完全に足が動かなくなったのは!私です!!ごめんなさい!すみません!!
引き返すとか申し訳なさ過ぎて、先に行ってもらったんですけど、頂上までついてからまた戻ってきてくれたりするので優しい。あとちょっとだよって教えてくれたりする。ありがてえ。申し訳なくもありがてえ。あの!私顔に出てなかったかもしんないですけどめちゃめちゃ感謝を!しているので!!うわ~~~迷惑をかけてすみません~~~うわ~~~。



ちなみにダムめっちゃきれいでした。
個人的には展望台の反対側の景色が奥行きがあって「うわ~~~きれい~~~さいこう~~~」って思いました。




こういう画面の切り方の美術、お金があるときにやってみようかな~~~重なり過ぎかな~~~。



繋がっていくのだけど




「力を抜く」「ゆるめる」というのが大変に苦手です。
力入れたら入れっぱなしになっちゃう。それが私の身体的な癖の一番厄介なところです。
自転車を漕ぐ時も、ランニングをするときも、「ひょーい」が上手く出来ない。
ずっと「ぐぐぐぐぐ」ってしている。

「力を入れるのは先天的にできるものだが、抜くのは後天的な技術だ。学ばなければできない。」とは、太極拳の先生の言葉です。あ、太極拳を習っています。格闘技好きだから。

目下の直したい個所は明白です。

私は雨の日に部屋で閉じこもるのが好きだけど、これぞ陰影礼賛って思うけど、
太陽と風は気持ちが良いので、陰影も明朗も礼賛していこうと思う。
結局毎度の公演のようにご迷惑をお掛けしてしまいましたが、楽しかったし嬉しかったです!!ありがとうございます~~~!!


そんな訳で今週もありがとうございました。
おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。



 

あー、うんうんうんうんうんうん。

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん



2008年11月30日 クリエート浜松
絡繰機械’s第5回公演 『阿吽』




【公演詳細】
http://www.karakurimachines.com/contents/histories/aun

【公演写真】
http://www.karakurimachines.com/aungallery

困っていた。
ハチャメチャに困っていた。

「阿吽像を抽象化する」という舞台美術について、マジのガチで困っていた。

ちなみに歴代どの美術も大変だったのだけど、全私が泣いたという意味で辛さランキング圧倒的二位を誇るのがこの『阿吽』だ。

まず、物量が多かった。
舞台奥上部にはとんでもねえ大きさの岩が吊ってある。
とんでもねえ大きさ感を表現するために、岩の一部(下部分の一部)のみを舞台上で見せている。「地球に落ちてきた隕石が何でか分かんないけど途中で止まったけどめっちゃそこにいる」みたいな世界観なので、岩は必須だった。(説明が雑だ。)
ちなみにその隕石を印象付けるために、幕の振り落としもしている。会場時には岩が布に隠れて見えず、芝居中の超派手なオープニングでバシンと振り落とすわけだ。
振り落としの機構ってめっちゃ怖いなって思った。あんなん一瞬でも気を抜いたら取り返しのつかねえ怪我をする。

ちなみに主な舞台は「博物館」。丘の上博物館。
あと、この芝居はなんか運慶・快慶も出てくるので、外でも中でも博物館でもここでもあそこでもどこでもない場所も必要だ。もう意味が分からない。
アクティングエリアとなる張り出し舞台の奥側、電動ステージには、6m×3mほどの開閉式の大扉がある。これが芝居中に開いたり閉まったりすることで、岩が見えたり見えなかったりする。安全と非安全、建物の中と外を表現できる。

そして博物館なので、当然博物がある。博物ってなんぞ。
パイプと木材を駆使して現代アートみたいな何か存在を限定しないような謎の物体を大量に作った。

大扉を隠すパネルには思いの外手間のかかる装飾を施し、張り出し舞台のそのまた前は全面階段になっていて、会場の床と繋がっている。

からの、阿吽像だ。もう満杯だ、頭が。こんなに作れない。
当然大道具制作日だけでは間に合わず、大道具班で連日深夜2時3時まで作業をし、家に帰って2時間くらい寝て仕事に行く、みたいな生活をしていた。しぬのかなっておもったのに今となっちゃいい思い出だ。人間は強い。


阿吽像を抽象化するにはどうしたら良いのだろう。

神社に阿吽像を見に行ってみた。強そうだなあ、と思う。
木材をノミで掘った跡をデフォルメする方向でなんかできないだろうか。


それどんなやねん。


思いつかねえのだ。フワッとポワっと「こんな方向かな~」「ああいう可能性もあるな~」と思ったところで、描けなきゃ意味がないのだ。
いけるかも!と思った頭の中にあったはずのイメージが、スケッチブックに落とした瞬間に「なんじゃこりゃああああ」になっていく。あるあるだ。なんか皆そんな感じの事言うよね?(空間に問いかける)

図書館に行く。

検索機で「阿吽像」「運慶快慶」「一刀彫」「彫刻」「現代アート」「職人」「仏師」と思いつく限り打ち込み、場所を覚え、片っ端から資料を捲り、1ページでも気になるところがあったら借りていく。写真でもいいけど、文章でもいい。というか、文章の方が思わぬ発見があったりする。「そういう考え方から生まれてるんだなあ」と共感できる、というか、腑に落ちる表現が見つかれば、何か案はでる。
樹木そのもののイメージでなんかできないかなあ、
阿吽の要素って、根幹は開いた口と閉じた口だから、それのデフォルメだとどうかなあ、
筋肉+口!筋肉+口!!
阿吽像が持ってるあの布、彫刻なのに柔らかそうでめっちゃいいしあれをうまいことつかえないかな~、
逆に現代アートに思いっきり振り切った方向も出しといたほうが良いなあ、阿吽像っていうか阿吽だから、欲しいのは。
「阿ははじまり、吽はおしまい」って何?仏教?っあー仏教の本借りるの忘れた!くそ!
あーうー、あーうー、あううううう(出来ない)(泣いてる)
あっでもなんか、はじまりとおわり、っていうイメージで抽象化しても良いわけだ。ちょっと広がってきたかも~ようし描いてみよ~!


そしてまた鉛筆を持って、呟く。


それどんなやねん。


さっきまで頭の中にいたじゃねえかよ、と思うのだけど、いねえのだ。
サボテンダーかはぐれメタルばりに逃げていく。

というか、描いてみると面白くねえのだ。なんで~~~なんでよ~~~さっきまであんなに面白そうだったじゃんよ~~~と悪態をつくしかない。
ちなみにここまで来たら一度休憩を勧める。机に向かってても出ないもんは出ない。

休憩がてらインターネットを開く。「インスタレーション 阿吽」「現代アート 阿吽」で検索をする。するとなんか出てくる。
インスタレーションがドチャクソに好きだ。見てて楽しいし見てて楽しい。(語彙力が無い)
誰かの頭の中や、感覚そのものみたいなものを見せて貰えているようで、不思議な感覚になる。本来見せて貰えないものなのになあ、と思ってちょっと緊張するし、その空間にいることがちょっと嬉しくなってしまう。はあ、美術館が好き。
あと絶対そのまま出してるわけじゃないのが良い。研いで研いで研ぎまくった抽象を具現化してるとか、超…超テンション上がる…ずっと見てられる…。うあ~私は~最果タヒ展に行きたいんですよ~~~会期が終わる前に~~~あと鬼滅の刃が観たいんですよ~~~(話がそれていく)

ホームセンターも回ってみる。
使えそうな面白い素材はないかな、うあっ、ゴミ袋無くなってたわ買わなきゃっていうかこの電ドルめっちゃ良い欲しいあ~電動のこぎりってどうなのかな~使いやすいなら買ってみようかな~えっこの丸鋸軽いし小さ目だし超欲しい超使い勝手良さそうんあ~~~あの素材意外と使えるかもな~くそう木材の値段が上がってる、計算し直さなきゃ~~~
ホームセンター好きすぎて気が散る。でも歩いているうちになんか思いつくこともある。


そしてまた机に向かう。出なくても向かう。
そんで毎回忘れていたことに気が付く。
「そんな大層なもん思いつけねえんだから、面白くねえって捨てたものもまずは形にしよ」

そして案を持って打ち合わせに行き、ちょっとでもイメージに近いものがあるか、使えそうなものがあるか聞いてみるのですが、

ま~~~~阿吽の時は本当に、本っっっ当に通らなくてですね!
一個も通らなくでですね!!(不甲斐ない)(申し訳ない)


何回目かの打ち合わせで、助け舟が出されました。




「金のう〇こって知ってる?」




聞き間違いかと思った。けれど確かにそういった。
神社にも図書館にも本屋にもインターネットにも1㎜もそんな言葉はでて来なかったけど!なんだそれは!!


・浅草にあるらしい
・サッポロビールのビルの屋上にある
・本来は炎らしい
・ソフトクリームともいわれるけど
・う〇こ



検索したらすぐに出てきた、金のう〇こ。

「そんなイメージでも良い」


こっ………くっ………ぐうう……!!

シンプル!イズ!ベスト!!!


(検索するとマジですぐ出てくるので見てほしい…こんな簡単な形…!?ってなる…)



そんなわけでもうすぐ3000字になっちゃうので、阿吽像をつくる話を来週にも引っ張りますって言うか阿吽の話長くなるからもう割り切って4週くらい使おうと…思います…節約…!!


祥子さんに質問貰った~




個人的な私:えっかわいい欲しいかわいいしそれ何処の国気になる全体的に気になる石造りの建物に水色の扉の前に素敵な乗り物とかマジで優勝

プロダクトデザイン的な私:寄木細工好きすぎてときめくしマホガニー・チーク・オーク・パインの組み合わせはもう神

モデラ―的な私:前輪にシャフト入ってないからこれはモデルか…?色分け多いから分割しなきゃいけないけど形はシンプルだから作りやすそうでいいな~。

木フェチな私:触りたい触りたい触りたい絶対手触り良いしあのエンジンカバーっぽい所の丸みを撫でたいし、っあ~~~ニス塗る前の木の良い匂いがする段階の紙やすりを80から始めて2000番まで磨き切った後のさらっさらな手触りが恋しい~~~

原チャに乗れない私:原チャは乗れない

疑問に思った私:てゆうかこれ原チャか?

カラクリ的な私:動かせって言われたらどうしよう芝居中で乗り回せるようにしろっていわれたらどうしよう

付け加える私:ホイールの模様、なんか超然ゴーインダウン思い出しました。




そして質問をする~~~



これは私がめっちゃ大事にしてる阿吽ですが、



問20 ちょっと試しに阿吽像を表現してもらっても良いですか?

…これは…楽しみだな…!!(一応念のため無理のない範囲で!大丈夫です!!)

そんなわけで今週もありがとうございました。大根ももさもさ育ってます。
おやすみなさいませ~&いってらっしゃいませ~。



 

すくすく育つしいちいち作る。

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん


どうも、火曜なので大根観察日記ナグリは友達です。伊藤です。

仕事がくっっっっっっそ忙しくていい加減昼も夜も集中力が続かなくなってきたので、
もう今日は1000文字しか書かない…来週こそ…来週こそ『阿吽』を振り返ろうと思う。
2割くらいは出来てるんだ…阿吽像の資料がどうしても見つからないだけで…そして丁度良く映ってる写真も見当たらないだけで…。


最近の大根







ちょっと目ェ離したらこんなですわ。

強い~~~生命力強い~~~~~!!!!!

しかし私が馬車馬のように働いている間にばあちゃんが平日にさくっと間引きを終わらせ肥料を撒いているので、これはもはや私が育てている訳でなく、ばあちゃんが育てている大根を唯観察しているだけに成り下がっている。いけない。育てたい。

名前つけちゃおうかな…でもな…情が移ると食いにくいしな…おでん・煮物・おろし・味噌汁とかにしようかな…美味しそうだな…。

根っこの方どうなってるんだろうな~掘り返してみたいけどびっくりするよな…
私だって寝てる間に突然布団引っぺがされたらびっくりする。自分がされて嫌なことは人にしちゃいけない。12月まで待つのだ…隙を見て育成に参加するのだ…。てゆうかいつ何をやるかきいときゃ良いんだ。そして大根カレンダーをつくろう。そしたら来年も育てられる。
でもな~~きゅうりとかもいいな~~~トマトも赤いからいいな~~~でもプチトマト苦手だしな~~~




赤いものと言えばこないだ庭で発見した鷹の爪らしき物体、黄色とか紫とかになり始めてたからどうやら鷹の爪じゃない。なんぞこれ。パプリカ?大きくなるの?これから大きくなるの??気になるので大根と並行して観察を続けようと思う。

先週の映画ブームからの





買っちゃった~~~!!!
移動都市の原作~~~わ~~~おもしろそう~~~!!!!!

~あらすじ~
60分戦争で文明が荒廃した遙かな未来。世界は都市間自然淘汰主義に則り、移動しながら狩ったり狩られたり、食ったり食われたりを繰り返す都市と、それに反撥する反移動都市同盟にわかれて争っていた。移動都市ロンドンに住むギルド見習いの孤児トムは、ギルド長の命を狙う謎の少女ヘスターを助けるが…。過酷な世界でたくましく生きるトムとヘスターの冒険。傑作シリーズ開幕。
(amazonより)

おもしろそう~~~~~!!!!!

あと丁度…なんかちょっと街中に用があったのでついでに駅の大きな谷島屋にいったらちょうど海外文学のコーナーやってて


買っちゃった~~~!



買っちゃった~~~!



買っちゃった~~~!



買っちゃった~~~!



買いすぎる。
違うの…あらすじみたらどれもくっそおもしろそうで選べなかったし、街中の本屋なんてめったに行かないしと思って…あと純粋に本が好きです…本屋に週3で通っています…。

チャック・パラニューク ファイト・クラブだけなんかちょっと浮いてますが、
『傷跡一つない体で死にたくない』って

かっ……!!!(こ良い)

かっこいい…言ってみたい…。
どうしたら言えるんだ。
あっ、今度から手荒れしたらそう言おう。
いや、手荒れじゃさすがにな…ファイトした感が無いな…。
冬場の洗い物であかぎれ出来たらそう言おう。かっこいい。
「平気よ、傷跡一つない体で死にたくないから」とか言いながらハンドクリームも塗らずに柔らかく微笑みたい。かっこいい。
もしくは殺陣の練習で青痣出来たらそう言おう。
「大丈夫です!傷跡一つない体で死にたくないんで!!」って言おう。
めっちゃカッコいい。2020年10月現在行ってみたい台詞ナンバー1。


くだらない話してたらもう1000文字超えちゃったけどあまりにナグリが友達じゃないのでちょっとだけコンクリートシアターの話します!

コンクリートシアター




平台をですね…約50台程所有しているんですよ…作ったから。
万年橋駐車場の8Fを劇場にしての公演、床から客席から壁まで全部作ってるわけですが、
前に作ってくださっていた紹介動画がそういえばあった。

2017年の宣伝動画です。
劇場作りからvol.1時の動画から当時の演目の紹介まで。

これまだ3年前か~5年くらい前な気がするな~~~。


https://www.youtube.com/watch?v=hN6YLkobjY4





この3Dはvol.2の…検討中のやつですね。
実際は真ん中開けずに、左右のみの出捌け口になりました。
客席が近い小劇場が好きです。あと全部作ってるってちょっと誇らしいので楽しい。


祥子さんに質問をしよう~。





ちなみに私は言わずと知れてない美術館好きなのでどうでも良い情報を添えますが、私の一押し美術館(美術館ではないけど)は養老天命反転地です。あそこめっちゃ良い。めっちゃ良いです。重力とは何ぞ?ってなります。

問19 そんな訳で私の現在言いたい台詞ナンバー1は「傷跡一つない体で死にたくない」ですが、最近「うわ!この台詞言いてえ!」ってなったヤツを教えてください。


(ちなみに「傷跡一つない~」)は芝居の台詞だと多分恥ずかしいので絶対言いたくないです)
(あくまで私生活で言いたい)
(逆に恥ずかしいと言う概念はない)

そんな訳で今週もありがとうございました。
おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。



 

映画と大根。

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん


めっちゃみた




先週、突然私の中で空前の映画ブームが巻き起こりまして、
TSUTAYAに行って「メッセージ」「リリーのすべて」「移動都市/モータルエンジン」「最強のふたり」「ザ・ピーナッツバターファルコン」「八月の鯨」「マーガレットサッチャー」「ペンタゴン・ペーパーズ」「天気の子」を借りてガーっと観たんですけど、
名作って…マジで名作なんですね…(すごい浅はかな感想)

八月の鯨がなんか…なんかもう…!名作を…映画の名作すらろくに観ないで演劇やっててああああもうすみませんんんってなるくらいめっちゃ…めっちゃ良かった…いいもんみた…。名作観よう。ローマの休日とか観よう。

うう、あと、リリーのすべてがもうこんっ…くっ…ぐうう…(言葉にならない)
演技…演技上手すぎない…!?ずっと観てられる…アリシア・ヴィキャンデルさん可愛くてかっこよくて最高でした…お座り!って言われたい…(何の話か)

そして移動都市の映画レビューなんかあんまり良くないっぽいですけど、え…わたしめっちゃ面白かったんだが…?アナ・ファン出てきて「えっ…かっこよ…えっ」ってなって空中都市のエアヘイブン出てきて「あああ最高ですありがとうございますごちそうさまです(?)」ってなって細かい小道具やら飛行船のディールやらにめっちゃめちゃテンション上がって「つ…続きは…続きはねえのか…!?」ってなったのは私がオタクでスチームパンクも好きだからですか?(空に問いかける)あっ、でもなんか「あああこの余白に!この余白に何があったか知りたい~!!」ってなるところがいっぱいあったから、多分原作には書かれていて映画でばっさりカットしてるんだろうな。
そもそも…私は空賊とか革命軍とかに弱いんだ…オタクの血が騒ぐから…そこに髪の毛逆立ててサングラスした赤いコートのカッコいい女とか出てきて飛行船乗り回して銃ぶっぱなしつつ賞金首ともなったらあんた…そりゃあんたもう…だめさ…(何者か)
原作~!原作読みたい~!!

そして前々からうっすら思っていたけれども、私はSFめっちゃ好きってことが確定したので、いい加減…スターウォーズに手を出すべきか…でもな…沼が深いことが分かっているから…怖くて手が出せない…。

とかそんな一本ずつ書いてく訳にもいかないので大根の話の続きをします。(美術はどうした)


種を捲く




大根を育てると決意した。
ばあちゃんの頭の怪我が治るのを待って、ついこないだ種をまいたばかりだ。


大根の種は赤い。
この赤さはどこに行っちゃうんだろうなあ。大根は白いのに。



「まず畑にクワを深く入れて、土を柔らかくして。はい。」

クワ意外と重いな、と思いつつ、重ければ重いほど下半身が鍛わるぜ…とテンションが上がりつつ、畑に振り下ろしてみる。

「駄目だそんなに浅くちゃ」

「えっ」

「大根下に生えるもんで。深く掘らんと。」

浅かった。浅はかだった。(どうした)
大根は下に生えるのだ。つまり、伸びるであろう距離分の土を柔らかくしてあげなければならない。
硬さをものともせずに生えていけ、なんてそんな時代じゃないのだ。環境を整えてこそすくすく育つのだ。深い。(深くない。)
ひん曲がった変な形の大根も捨てがたいけど、すくすく育ってほしいから渾身の力で深く掘ることにする。簡単だ。クワの根元まで土に入るくらいの力で振り下ろせばいいのだ。なめんな。こちとら平台を一人で運べる女だぞ。

「そう。そんくらい。」

……へへ…へへへ…(←うれしい)

いける…行ける気がする…!!ちょうど良くしんどいし腕も足も鍛わりそ

「 」

二度見した。

「っあ゛――――――!!!!!みみずが―――――いっぱい―――――!!!!!」(←ほんとにこう言った)



めっちゃいる。


ちょっとまって、めっちゃいる。マジで。めっっっっっちゃいんの。
クワ一振りで三匹くらいでてくんの。

いやいやいやいや違うよ。ちがうんだよ。別に知ってた。畑にミミズがいることくらい知ってたし、ミミズがいるのは良い土の証拠だって知ってるしばあちゃんナイス土作り名人~☆って思うけど、無理だよ。違うんだお。(なんだお。)




殺しちゃうと思う…。





こんな!勢いよくクワを振り下ろしたら!!

土中のどこのいるか分からない細長い生き物を!しかもこんないっぱいいるのに!!
一匹も殺さず土を起こすなんて無理よ!!毎回クリティカルヒットを連発すると思う!!

「え…?むりじゃない…?」

「ミミズがいるのは良い土の証拠だで。」
「知っている。」

「やってごらん。」

「……(クワを振り下ろす)」

「そう。そんくらい。」

「(土を起こす) あ゛――――――!!!!!(ミミズ×4)」

「……」

「……」

「……(スッとクワを持って行く祖母)」

「……(クワを持って行かれる私)」




「ここねえ、メロン植えてただよ~」





メロン!!庭に!!メロン!!!





抜いちゃったもんねメロン!!私が大根育てるとかのたまったばっかりに!!

「土を起こしてねえ、平にするだよ。」

「ほう。」


「そんでね、畝をつくるの。大根は下に伸びるもんで。」

「ほう。」



わ~畝だ~。




わ~~~~~できた~~~~~!!!!!(なにもしていない)

「この穴のとこに種入れて。間引きするもんで二つ分ずつ、離らかして。」


……穴のとこに二つ分ずつ離らかして……


「だめだそんな近くちゃ」

「え」

「……」

「……あっ(土が被って見失う)」

「……」

「埋まっちゃったよ」

「まあいいわ」

「そうだね」

「これで土でフタして、3~4日後に芽が出てくる」

「そんなに早く!」

「去年のだもんでねえ、生えるか分からんけどねえ」

「……(すごい生えない気がする)」

























~3日後~


普通に生えた~~~~~!!!!!

芽が近い~~~~~てへぺろ~~~~~!!!!!





わ~~~~かわいい~~~~~わ~~~~~(´;ω;`)


そんなわけで大根育て始めたので、朝顔の如く日々観察しようと思います。
水どんくらいあげたらいいのって聞いたら、水なんかいらねえ雨降るからってばあちゃんが言ってたから、そうなんだ大根強いなって思ってたのだけど、ばあちゃんが毎朝ちょろっと水あげてることが判明したのでマジで私はもう自分しか信じない(感謝をしろ)

植物が育ってくの見るの…楽しいな…(*’ω’*)

そんなわけでこの先楽しみです。もはや自分の分身のように思う。(水をやれ)




祥子さんへの質問を~




ぼちぼち考えつついくので、ご無理のない範囲で~~~!!!勉強頑張ってください~~~大根出来たら一番面白い形のやつを突然送り付けますね~~~!!




そんな訳でナグリは友達、クワは知り合いになりました。
今週もありがとうございました~おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。



 

畑で某作物を育て始めた。(10年前には一発芸をしていた)

カテゴリー │伊藤「ナグリは友達。」

from きゅん



10年前の9月はなにしてたのかな~と稽古場日記を辿ってみたところ、
https://karakuri.hamazo.tv/e2272787.html
私が一発芸を披露してました。

いや…これ一発芸って言うかモノボケだと思うのだけど、
思いの外…面白かった…(自分で言う。)
しかし私は覚えている。10年前だけど覚えている。
言った直後に稽古場がシーンとなっていた事を。


はいどうも!特技は静寂をつくること!きゅんです!!


ものをつくるのが好きだ。





小さい頃から発作的なブームが来る。
幼稚園の頃は段ボールで家をつくりまくり、中に閉じこもるのが趣味だった。(くらい)
ちなみに閉じこもった状態が楽しくて、そのままコロコロと転がって、
縁側から庭に落ちたことがある。怪我一つしなかった。丈夫である。
小学校の頃は空前の木の小箱ブームが到来し、来る日も来る日も小箱をつくり続けた。
一個も残ってない。どこ行ったんだ。隠し扉付き小箱とか作っていたのに。(すでに中2病の片鱗が現れている。)
ちなみに一瞬だけ「単純に木をナイフで削る」だけのブームが到来したこともある。
つるっと滑って左手中指をあわや半分くらいまですっぱりやっちまい、「うわ~ぶらぶらしてる~」と思った後にそのブームは去った。反省している。
籐の籠を狂ったように編んでいた時期もある。あれは楽しい。ちょっとしたさじ加減で全く形が変わってしまうし、綺麗に作ると綺麗に出来る。楽しい。ものをつくるのが好きだ。

なんかつくろう。




なんかつくろうと思った。

しかしお家で出来る手慰み的なものはやりつくした感がある、
いや、まだウッドバーニングとかやってないし、レジンにも手を出してないし、一刀彫とかも未経験だが。もっとこう、趣の違うものをつくろう。役に立つものを。捨てたり無くしたりしなくて済むものを。

つまりじゃがいもだ。

じゃがいもつくりたい。何故なら好きだから。たべたい。

幸いうちの90になるばあちゃんは農家の娘だ。(ちなみにじいちゃんは酒屋の息子だ)
畑仕事はお手のものだ。今でも庭には花が咲き乱れている。


なんだこれは。

普通に庭の片隅にいたけどマジでなんだろう。すっごい鷹の爪っぽいけどちがう…よね…?
え?鷹の爪って咲くの?花なの?



まあいいや



そしてグーグル先生に聞いたところ「じゃがいもを植えるのは春もしくは8月下旬から9月上旬」って書いてあった!完璧!!時期まで完璧!!
しかも畑作業ってなんか漠然と、めっちゃ下半身の筋トレになりそう!完璧!!鍛わって美味しい!!一石二鳥!!





やるしかねえ




そんなわけで勇気をもってばあちゃんにじゃがいもを作りたい旨を伝えに行った。
うちのばあちゃんは今でこそ穏やかだが、ただのばあちゃんではない。
エキセントリックだ。小中高と我が家へ遊びに来る私の友人を片っ端から追い返し続けたエキセントリックなババアだ。なんならその勢いで友人宅まで乗り込んでいった。なんでやねん。我々が何をした。おともだちに麦茶を出そうとしたら「人にあげるなんてもったいない」という理由でそのまま流しにバッシャンされたこともある。その方がもったいねえ。つまり私とは確執がある。(ちょいちょい暗い情報を挟んでいくスタイル)

しかし背に腹は代えられない。私はじゃがいもがたべたい。まちがえた。
じゃがいもを作ってみたい。庭は祖母のナワバリだ。あと教えてもらった方が楽ちんだし植物はなんか生きてるっぽいから失敗したくないし、なにより耳遠くなって穏やかになってきたから私も昔の事なんてまあどうでもいいや。(でも書く)

「じゃがいもつくりたいんだけど」

「あんた最近遅いねえ」

「……」

「……」

「……働いてるんだよ」

「ばあばこないだ転んだだよ、頭から血が止まらんくなったもんで、洗い流さんとと思って風呂場で流してただけど、全然止まらなくてねえ」

「!?」

「痛かったやあ」

「……気を…つけて……」

「……」

「気を付けて」

「うん」

「あと血を水で流したらずっと止まらないからね、乾かさないと」

「痛かったやあ」

「……お大事にな」

「……」

「……」

「お大事にな」

「うん」

「うん」

「……」

「……」

「……」

「じゃ」


……………帰って来ちゃったよ!部屋に!!!!!(確執がある)
分かっている。私の悲しみなど向こうがキレイさっぱり忘れているであろうことは。
そしてわたしはばあちゃんが怖い。階段を上ってくる音を聞くだけで冷や汗が出るし動悸が止まらなくなる。でも私はじゃがいもがたべたい。(そんなにか)




行くしかねえ




「じゃがいもつくりたいんだけどさ」

「どこに」

「そこに」

「………(庭を見る祖母)」

「………(息を呑む私)」

「じゃんがーなんて今植えたってしょんないに」

「まじでか」

分かっていた、グーグル先生が「※秋は上級者向け、初心者は春を勧める」と言っていたことは。何とかなるだろって思ってたごめん植物。しかしもうあとにひけない。なんでもいいから育てたい。(←ちょっと前に育ってた豆苗を観察するのが楽しかった模様)

「なんならいいの」

「大根」


だっ…

だいっ…こっ………っっっ!!!!!!!(蘇る忌々しい記憶)

「中西は肉なんだよ…でもきゅんちゃんは大根なんだよ…大根が肉になろうとしても駄目なんだよ……」

「中西は肉なんだよ。でもきゅんちゃんは大根なんだよ。大根が肉になろうとしても駄目なんだよ!」

「中西は肉なんだよ!でもきゅんちゃんは大根なんだよ!!大根が肉になろうとしても駄目なんだよ!!!!!」



「だい…こん…」

「去年の種をね、冷蔵庫に冷やしてるもんで、ほれ、これ」





…………………………………………………………つっ……強そう〜〜〜〜〜!!!!!!(何かが吹っ切れたらしい)

病気に耐える上に丸々っと総太りするんだってよ…大根として完璧じゃない…?すごい…すごい強そう…




「分かった大根育てる」

「あれこれ580円だって。買った方が安いねえ。」



……なんか傷ついた!!( ;∀;)←自分と大根の境界が崩壊している

そんな訳で大根植えたんですけどここで2,000字過ぎちゃったから続きを来週にする。
(ネタを節約するしていくスタイル)

ナグリは友達なので、鍬とも仲良くなれたら下半身鍛わる。あと大根は美味しいので万が一上手に出来たら嫌がらせのように劇団員と俊さんに送りつけようと思う。大根は!美味しいからな!!!!!(積極的に私情を絡める)



そもそも去年のだから芽が生えるかすら分からないので…楽しみです……自由研究の気持ち……!!!!!


祥子さんに質問をしよう~




いや~、仮に負担だとして、負担の割合って聞く方も答える方も多分変わらないと思うのと、多分幾分か聞く方が楽しいんですよ、自由度があるから。あと…なんでも面白く答えてくれるから…(大喜利への期待が高まる)
でもなんか新しい項目になってもいいかもしれないですね…多分…読んでくれている心優しい人達にもいい加減質問が苦し紛れになってることを気付かれてると思うんですよね…。いっそ大喜利にしませんかなんか楽しそうな事を思いついたら言うので、むしろ思いついたら言ってください~(=゚ω゚)ノ


問18


『鵺』の仕舞めちゃめちゃ完璧だったうえに大好評でしたが大喜利をお願いしま一人抜き稽古で、しかも二週間でこの大役を文句の一つも言わずに背負う事に、しんどくなることとか無かったんですか?とか本当は聞きたいんですけどそこはぐっとこらえて大喜利をお願いし仕舞をやってみた感想を教えてください。


今週もありがとうございました。大根育つと良いな。
おやすみなさいませ&いってらっしゃいませ~。