体組成計と、世界遺産と、解答12。

絡繰機械's

2020年07月30日 18:20

from show-co

夏バテ気味です。
まだ梅雨も明けてないのにもう夏にやられてます。

ていうかこの長過ぎる梅雨がダメなんだと思う!
梅雨バテですね。



太陽が恋しい。海行きたい。山行きたい。花火したい。

体力と筋力の話


7/24 7kmランニング
7/27 10kmランニング
7/29 7.5kmランニング

7月TOTAL
121.7kmランニング+1回筋トレ

完全に筋トレが不足してますね。
こうやって稽古場日記に運動内容を載せていると、何が不足しているか分かるのでいいですね!ちゃんと管理しているつもりでも見返してみると偏ってるのがよく分かります。

ちゃんと記録に残しておくとやるべき事が自ずと見えてきます。
運動している場合、体重や筋肉量なども記録に残しておくといいと思います。

ちなみに私が使っている体組成計はこちら。



タニタの体組成計になります。
携帯と同期してあるので、グラフで日々の体の変化を見ていくことが出来ます。

ランニングを真剣にやるようになったおかげで、1年ほどかかりましたが体脂肪は3〜4%減らすことが出来ました。が、ここにきて体脂肪が横ばい状態に・・・・。全然落ちなくなってしまいました。

えー。ちゃんと走ってるのにー。なんでー。
プロテインも飲んでるし、脂っこい食べ物も控えてるのになんでー。

で、運動記録と照らし合わせてみると、ハイハイなるほど、筋トレ不足ですねって事が判明しました。体組成計は嘘つかない。

もともと私は筋肉量が少なくて体脂肪が多いんです。そんな体を改善したくて肉体改造に乗り出したというのが経緯にあります。「筋肉量を増やす=筋トレ、体脂肪を減らす=ランニング」と思ってトレーニングを続けてきたんですが、ちょっとランニングに偏り過ぎてしまってました。

筋肉量が少ないと、相対的に体脂肪率は高くなります。
そりゃそうですよね。筋肉が占める量が少なければ他は体脂肪ってことになりますから、体脂肪率は高くなって当然なわけです。

多分ここまで一生懸命ランニングをしてきたので余分な体脂肪は落とす事が出来たんだと思います。なのでここからは筋肉が占める割合を増やして、相対的に体脂肪の比率を下げていくことを目標にしたいと思います!

筋肉がつくので体重は増えると思いますが、そこは気にせず。あくまで気にするのは筋肉量と体脂肪率です!さあ、来月からは筋トレ頑張るぞー!!

感性の話


今日はテレビ番組のご紹介。

『世界遺産』TBSテレビ


視聴した事がある方も多いと思います。
キャノンが提供していることもあって、画の美しさは素晴らしいものがあります。

先週の稽古場日記で写真についてお話しさせてもらいましたが、この『世界遺産』はキャノンカメラを使って撮影しているので、撮影の方法・色・アングル等参考になるものばかりです。より美しく、より鮮明に、世界遺産の魅力を余す事なく伝えるための技術の集大成は見事だと思います。

とはいえ、それだけなら写真集でいいじゃないという話ですよね。

もちろんカメラ技術も凄い!
でも世界遺産をテーマにしてるところが私的なツボなんですよ!



実は私、社会人になってから世界遺産を好きになりまして。
なんで好きになったのかは分かりませんが、でも子供の頃から「世界不思議発見」「なるほどザワールド」とかよく見てたんで潜在的に好きだったのかもしれません。

なかでも巨大建築物とか文化遺産が好きなので、自然遺産にはやや疎いところがありますが、それなりに調べたり本を読んだりしてました。もちろん世界遺産の写真集も好きで読んだりするんですが、やっぱり360度色んな角度から見たいって思うわけですよ!日の傾きや季節によって色んな表情があるんだろうなーとか、この裏側はどうなってるのかなーとか気になっちゃうわけですよ!

そんな気持ちを知り尽くしたかのような『世界遺産』



30分の番組なので歴史的な背景とかはあまり詳しく説明してくれません。
でもそんなのは後で調べるからいいんです。そして調べた上でもう一回見てみるとさらに趣があるんですよ。ああ、だからここはこんなにも美しいんだな、と。

文化遺産はそこで暮らした人々の軌跡があります。それに触れればもちろんながら私の想像力はかき立てられるわけです。

そこに生きた人々が信じてきたもの、感じたものが世界遺産には刻み込まれてるんですよね。自然に出来たものではなく、人が生きたからこそ出来上がった遺産は圧倒的で素晴らしいものばかりです。

本来ならば直接この目で世界遺産を見て回りたいんですが、そんなお金も時間もないのが現実。それでも旅行に行った気分にさせてくれる『世界遺産』はとてもありがたい番組です。

きゅんの質問に答えてあげようのコーナー


柳川さんが先週の稽古場日記に書いたガラスの仮面風の自画像が羨ましくて羨ましくて!できれば私のも書いて下さい。ホント、ガラスの仮面に登場したいくらい好きなんでお願いします柳川さん。

あ、きゅんの質問に答えてあげるコーナーなのに、柳川さんにお願いするコーナーみたくなっちゃいました。

今回のきゅんからの質問は・・・ほほう、なるほどなるほど。これは私があまり演劇を見ない人間だと知った上での質問、つまり挑戦状と受け取らせてもらっていいのかな。くそぅ、今までの質問で一番難しいかもしれない。



問12「今まで観た芝居の中で、いっちばん最高だった芝居について書き綴ってください。」


解答 『海をゆく者』


<ストーリー>
アイルランド・ダブリン北部。海沿いの町にある古びた家に、若くはない兄弟が二人で暮らしている。兄のリチャード(吉田鋼太郎)は大酒飲みで、最近目が不自由になり、その世話のために戻ってきたという弟のシャーキー(平田満)は、酒癖の悪さで多くのものを失い、今は禁酒中。
陽気で解放的な性格のリチャードは、クリスマスイブも朝から近所の友人アイヴァン(浅野和之)と飲んだくれ、シャーキーが顔を合わせたくないであろう男ニッキー(大谷亮介)を「クリスマスだから」とカードに誘ってシャーキーを怒らせる。
しかし、ニッキーが連れてきた見知らぬ男ロックハート(小日向文世)こそが、シャーキーが最も会いたくない、会ってはいけない人物だった。




深夜にテレビで放送していたのをたまたま見たんですが、あまりに面白かったので再演の時に直接劇場まで観に行きました。そこまでのめり込んだ作品はこれだけです。

まず役者が最高。小日向さん、吉田さん、平田さん。最高。
酒の匂いがする。海の匂いがする。死の香りがする。こんなクリスマスの物語を演じられるのは役者として素晴らしすぎる。

舞台は兄弟が暮らしている家のリビングだけで基本は会話劇なんですけど、もうオジさんたちが喋る喋る。陽気といえば陽気なんですけど、デリカシーの欠片もないどうしようもない会話なんですよ。酔っぱらいの戯言といいますか、とにかくそのリアリティが凄い。舞台からお酒の匂いが漂ってくるような感じ。

舞台も汚いんですよ。家っていうより倉庫って感じといいますか。オジさん二人が暮らしてたらそうなるよなっていう日常感がリアルに見えるんです。しかも海沿いの町独特の雰囲気というか、どことなく海の匂いがするんです。

そんな中で小日向さんの存在だけが冷たくて変な違和感なんです。ホラ、田舎によそ者が来るとすぐ分かるっていうあの感じに近い違和感。でも小日向さんのロックハートはどの場にいても違和感があるんですよ。どこにいても“よそ者”なんです。背筋が凍る感覚。それを一番に感じとって戦っているのがシャーキーこと平田さんなんですが、この二人のやり取りが観ててハラハラするんです。怒鳴り合いの喧嘩より数倍怖い。

クリスマスイブっていう設定がさらにいいんですよね。聖なる夜とは真逆にいるであろう人々が、運命に巻き込まれて命がけでカードゲームをする。カッコ良くもない、無様な生き様でも、だからこそ胸に迫るものがあって本当に面白い。

こんな演技が出来る役者になりたい。

 

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